2015年05月11日

<松島水族館>88年の歴史に幕 思い出回想【河北新報2015年5月11日】(他多数)

営業最終日、多くの家族連れなどでにぎわうマリンピア松島水族館

 宮城県松島町のマリンピア松島水族館は10日、営業を終了し、88年の歴史に幕を閉じた。最終日は約1万人が入場。マンボウやイロワケイルカ、ペンギンの展示などで話題を集めた水族館の閉館を惜しんだ。
 水族館を運営する仙台急行(仙台市)の西條直彦社長(68)は水族館で記者会見し「大型連休では多くのお客さんを迎え、有終の美を飾ることができた。支えてもらった方々に感謝したい」と述べた。
 松島水族館は1927年の開館で、国内の水族館で2番目に古い。84年にマンボウの長期飼育で世界記録を更新。85年には年間入場者が83万人に上った。仙台急行が経営を引き継いだ69年からの累計で約2100万人が足を運んだ。
 東日本大震災では津波で施設が浸水したが約1カ月半後に営業を再開し、地域の復興のシンボルとなった。
 2008年、仙台市に移転する計画を打ち出したが、資金不足で断念。設備の老朽化などを理由に閉館を決めた。
 仙台市宮城野区の仙台港背後地で7月1日に開業する「仙台うみの杜水族館」と業務委託契約を結び、飼育担当スタッフと動物を新水族館に移す。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150511_13016.html

マリンピア 88年で幕【YOMIURI ONLINE2015年5月11日】
 88年の歴史に幕を下ろしたマリンピア松島水族館(松島町)。小学校の遠足や家族旅行などの定番スポットとして愛されてきた。最終日の10日は別れを惜しむ約700人のファンが早朝から列を作り、閉館後も名残惜しそうに最後の瞬間まで見守った。西條さいじょう直彦社長(68)は「ファンに支えられ、励まされて今日まで来られました」と万感の思いを込めて語った。(益子晴奈、梶彩夏)

■ ラストショー

 マリンピア最後のアシカショーは午後5時半に始まり、約700人の観覧席は超満員となった。アシカが輪投げやジャンプなどを披露すると、客席から「頑張れ」コールが響き渡った。

 リーダーの土田一貴さん(37)にとっても最後の舞台となった。新水族館ではイルカショーが中心になるためだ。入社当初は魚類担当を希望していたが、先輩から指導を受けるうちにアシカの魅力にとりつかれた。

 最後にアシカが横断幕を下ろし、土田さんら飼育員一同で「応援ありがとうございました」とあいさつ。手拍子でアンコールが起こると再び舞台に戻り、声を震わせながら感謝を伝えた。

 土田さんは「お客さんとともに最高のショーを味わえた。だけど、さみしさがこみ上げて……」とうつむいた。飼育員の佐藤直子さん(29)も「お客さんの涙を見てマリンピアは愛されていて、すごいなと実感した」と涙をこぼした。

■ 最後の案内役

 展示部長の神宮潤一さん(61)は午前11時20分、最後のバックヤードツアーの案内に臨んだ。

 20年ほど前から案内役を務め、子どもも大人も興味を持ってもらえるよう工夫して解説してきた。

 約40分間、ペンギンなどのエサを調理する台所や水槽の裏側などを紹介した後、「最後のご案内になります。ありがとうございました」と頭を下げた。神宮さんは「『最後』と言ったら寂しくなった。生き物の魅力を伝えられる最高の仕事でした」と振り返った。

■ 感謝の花火

 午後7時の閉館時間が近づくと、西條社長ら従業員約60人が正面玄関前に並び、最後の見送りをした。手を振るなど笑顔だったが、ファンから花束を手渡されると、大粒の涙をこぼす従業員も。締めくくりには、感謝の思いを込め、松島湾にタコやイカなどをモチーフにした色鮮やかな花火100発を打ち上げた。

 閉館後、西條正義館長(66)が「無事に最後まで乗り切れて感無量だ」と語れば、西條社長は「最高の形で終われた。完璧だった」と目を潤ませた。
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20150510-OYTNT50396.html

宮城)さよならマリンピア 松島水族館閉館惜しみ8千人【朝日新聞デジタル2015年5月11日】
閉館時間を迎えると、水族館のスタッフ(右)が出口で来館者を見送った=10日夜、松島町、福留庸友撮影

 マリンピア松島水族館(松島町)が10日夜、88年の歴史に幕を下ろした。オープン以来、来館者は延べ約2100万人になった。最終日も約8千人の家族連れらが詰めかけ、最後まで海や水辺の生き物たちとふれあい、職員や生き物に感謝していた。

 この日、館内は閉館を惜しむ声であふれた。遊具のモノレールには「マリンピアは、不滅です」という垂れ幕も掲げられた。午後7時、閉館のアナウンスが流れると、最後の来館者たちが職員と握手をかわしながら門をくぐった。閉館後には、花火も打ち上げられた。

 秋田県から家族で訪れた佐藤慶子さん(44)はマリンピアクラブの記念誌に、飼育員たちのサインとメッセージを集めた。「貴重な一冊になりそう。宝物です」とうれしそうだった。

     ◇

 松島水族館の閉館を惜しみ、ファンクラブが記念誌をまとめた。用意した300冊は10日までに売り切れ、追加発行する予定だ。

 記念誌は「マリンピア松島水族館メモリアルBOOK〜汗と涙と感動の奮戦記〜」で、ファンクラブ「マリンピアクラブ」が、職員らを取材して記事にして仕上げた。代表の植松純子さん(45)は「取材をするうちに知らなかったマリンピアの奥深さがわかった。閉館しても、この本でいろんな人に知ってほしい」と話す。

 記事は、マリンピアの生き物たちの紹介や西條直彦社長(68)らのインタビューのほか、1979年に飼育記録を塗り替えたマンボウのプクプクを担当した飼育員の苦労話を盛り込んだ。また、歴代の獣医師が思い出を語る「マリンピアのカルテ」など、生き物への愛情がつまった一冊だ。

 マリンピアクラブは、約15年間にわたって水族館を見守ってきた。植松さんは「最後に私たちに何ができるか」と1年前から考え、今年2月からは取材のために毎週自宅のある仙台市から通い続けた。「こんなに個性的であったかい水族館は他にはない」と植松さん。生き物たちは仙台うみの杜(もり)水族館に移るため、「この本をきっかけにまた会いに行ってほしい」。

 記念誌はB5判100ページ。1500円(発送料込み)。11日以降はメール(marinepia@ryowa21.co.jp)で注文を受け付ける。問い合わせはマリンピアクラブ記念誌発送係(03・5437・2210)へ。(船崎桜)
http://www.asahi.com/articles/ASH5B5FPLH5BUNHB00C.html

松島水族館:88年の歴史、花火で幕 別れ惜しむ人人人【毎日新聞2015年5月11日】
人気者のペンギンに見入る子どもたち=宮城県松島町のマリンピア松島水族館で
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 現存する国内の水族館では2番目に古い宮城県松島町の「マリンピア松島水族館」が10日、閉館した。別れを惜しむ多くの人たちが詰めかけ、水族館はこの夜、感謝を込めて100発の花火を松島湾に打ち上げ、88年の歴史に幕を閉じた。展示生物や飼育員は、仙台市の仙台港背後地に7月1日に開館する「仙台うみの杜水族館」に移る。【渡辺豊】

 現在の仙台急行が運営を引き継いだ1969年以来の入館者は延べ約2000万人。先月の入館者数は前年の3倍近い約6万人、大型連休に入ってからは1日で1万人を超す日もあった。「カウントダウンデイズ」として営業時間を延長した最後の10日間の入場者は約7万人に上った。

 この日も開園前から長蛇の列。人気のアシカショーでは、アシカがひもを引くと横断幕に感謝のメッセージが現れた。閉館までの日数を掲げた記念ボードの前や、同館の歴史を紹介した「おもいで博覧会」会場も懐かしむ人たちであふれた。

 一番乗りは仙台市青葉区の産婦人科医、黒沢靖大さん(33)で午前6時に到着。インターネットで連絡を取り合う全国の水族館ファン5人を案内し「昔ながらのぬくもりのある水族館。閉館は残念で、しっかり見届けます」。子ども3人を連れた岩沼市館下の主婦、長尾さつきさん(34)は幼少時代を過ごした山形の小学校の修学旅行以来で「同じ年になった長女に思い出を作ってあげたい」と話した。

 仙台急行の西條直彦社長(68)は「閉館会見」を開き「感謝に尽きる。震災も乗り越え、続けてきて良かった。マリンピアのDNAを新水族館でも引き継いでくれるはず」と語った。

 同館は27(昭和2)年に開館。同じ場所で営業する水族館としては最も古い。84年に飼育日数世界一を記録したマンボウ▽87年に日本で初展示したイロワケイルカ▽89年に日本最大規模になったペンギンランドなど人気者の展示をはじめ、水族館と遊園地一体の「身近でアットホームな雰囲気」が長く親しまれた。しかし老朽化は進み、2008年に仙台市への移転計画を発表したが資金難で挫折。東日本大震災では200点以上の生き物が犠牲になったが、震災1カ月半後に再開した。

人気者のペンギンに見入る子どもたち=宮城県松島町のマリンピア松島水族館で
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 同館は生物などを新水族館に移転させ、来月中旬から施設の解体に入る。敷地は県有地で、跡地について県観光課は「観光松島にふさわしい利用を検討中」という。仙台急行は近く「マリンピア」に社名変更の予定で、「チャンスがあれば、跡地に新たな水産・観光施設を提案したい」(西條社長)としている。
http://mainichi.jp/select/news/20150512k0000m040022000c.html
http://mainichi.jp/select/news/20150512k0000m040022000c2.html

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