2015年05月12日

トキ一般公開施設、石川県で起工…佐渡市は反対【YOMIURI ONLINE2015年5月12日】

起工式でくいを打ち初めする谷本知事(11日、石川県能美市徳山町のいしかわ動物園で)
トキふれあいセンター(仮称)の完成予想図(石川県提供)

 石川県能美市徳山町の「いしかわ動物園」で11日、特別天然記念物のトキを一般公開する施設「いしかわ動物園トキふれあいセンター(仮称)」の起工式が行われた。

 2016年春の完成を目指す。ただ、国内で唯一、トキが一般公開されている新潟県佐渡市の反対もあり、公開の時期は未定。石川県は本州最後のトキの生息地であり、谷本知事は「トキをシンボルとして生物多様性の保全を進めたい」と話している。

 トキの一般公開は現在、国内で唯一、佐渡トキ保護センター(佐渡市)に隣接する「トキふれあいプラザ」で行われており、本州ではいしかわ動物園の他に島根県出雲市が公開を目指している。

 同園は10年から、同センターからトキの分散飼育を引き受けており、現在、計10羽を飼育しているが公開はしていない。環境省が昨年、トキの公開基準を定めたことを受け、県は公開に向けて同省などと調整を進めてきた。同省野生生物課は、佐渡市が同市以外での一般公開に反対していることから、「現時点で公開を認める結論には至っていない」とする。県は今後、佐渡以外で初めてとなるトキの一般公開に向け、同省と公開の条件などを詰める方針。

 施設は約510平方メートルで高さ約14メートル、園内大型休憩所近くの斜面に設置する。トキが自由に飛べるように柱を設けず、広く開放的な空間とする。餌となるドジョウが泳ぐ池や湿地、斜面を生かして棚田状の地形を設けるなどし、能登の里山のような空間を再現する予定。

 施設の周囲には、横幅約7〜10メートルのマジックミラーを3か所に設け、来園者は、トキが羽ばたく様子や餌をついばむ姿を間近で観察することができる。園内学習センターにあるトキの展示コーナーを施設内に移設し、学びの場となるよう工夫する。

 起工式には関係者ら約30人が出席。谷本知事は「トキが実際に飛んでいる姿を多くの人に見ていただきたい。将来的には石川の空を再び飛んでほしい」とあいさつした。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150512-OYT1T50039.html

ttps://archive.is/oKpYB
トキふれあいセンター:能美・いしかわ動物園 分散飼育地初の公開へ 来春完成へ起工式「里山環境整備も」 /石川【毎日新聞2015年5月12日】

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