2015年05月22日

リンゴ園の食害、フクロウで抑止を【どうしんウェブ2015年5月22日】

リンゴの樹上に設置した巣箱から顔をのぞかせるフクロウのひな=21日、弘前市一野渡地区の園地
 野ネズミがリンゴの樹皮を食べる被害に悩む弘前市のリンゴ農家有志が、食害抑止策の一環としてフクロウの巣箱を園地に設置したところ、13羽のひなが育っていることが21日までに、確認された。設置を指導した弘前大学農学生命科学部の東信行准教授によると、天敵のフクロウが園地に住み着くことで野ネズミの個体数が減るのは確実という。農家たちは巣箱を増やしてフクロウを繁殖させ、食害抑止につなげたいとしている。
 市は管内での具体的な野ネズミ被害は明らかでないとしているが、県の統計では豪雪年に被害が増える傾向があり、2012年度は県内で約45ヘクタール、13年度は約47ヘクタールの被害が出ている。
 年々被害が深刻さを増していることから、同市下湯口の農家石岡豊さん(77)が昨年春、近隣農家に呼び掛け「ふくろうの会」(平井秀樹代表)を立ち上げた。市のまちづくり支援事業を活用して巣箱を作り、会員農家の園地34カ所に設置した。
 フクロウの生態に詳しい東准教授が巣箱の設置などを指導。会員が今月、営巣状況を調べたところ、7カ所でフクロウが巣作りし、13羽のひなが育っているのを確認した。
 21日は、会員や市の担当者約20人が、同市一野渡の園地を視察した。高さ2メートルほどのリンゴの樹上に設置された巣箱には5月初めにふ化したひなが2羽育ち、あと1週間ほどで巣立つという。
 東准教授は「手製の巣箱でフクロウが繁殖することを確かめられたのは大きな成果だ。食害抑止の効果がみられるかどうか、これから確かめていきたい」と述べた。
 石岡さんは、改植事業で太くて大きいリンゴの木が減り、フクロウが育つ環境が失われたことが野ネズミが増えた要因ではないかと推測。「地域ごとに巣箱を設けフクロウの生息場所を増やしてやれば、抑止効果は高まるはずだ」とし、多くの農家に設置を呼び掛けたいと話している。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/aomori/1-0136518.html

ttps://archive.is/L7lSk

タグ:フクロウ
posted by BNJ at 20:56 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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