2015年06月10日

山梨)国内初、「鵜」描いた土器 県立博物館が発表【朝日新聞デジタル2015年6月10日】(鳥類美術/他1ソース/関連既報複数)

鵜(う)が描かれている暗文絵画土器=県立博物館提供

 県立博物館は9日、甲府市川田町の外中代(そとちゅうだい)遺跡から1993年に出土した土器に、複数の鵜(う)が描かれていることがわかったと発表した。博物館によると、埴輪(はにわ)や鉄剣に鵜が表現された例はあるが、土器に描かれているのは全国で初めてだという。

 土器は平安時代前期(9世紀中ごろ)に使われた食器のふたの部分で、直径約16センチ、高さ約4センチ。表面を硬いものでこすって文様を描く「暗文(あんもん)」という技法で、ふたの裏側に鳥が9羽描かれている。

 このうち1羽は水中を潜っている鵜で、もう1羽は魚を捕まえてくちばしにくわえている鵜であることが、専門家の調査で明らかになった。鵜の動きを連続で描いている可能性があり、その場合は一枚の絵にいくつかの動きを描く「異時同図(いじどうず)」として、絵画史の上でも価値が高いという。

 土器は96年に甲府市文化財に指定されたが、文様の詳細は不明だった。今回、博物館での展示に合わせて再調査したところ、鵜が描かれていることがわかった。

 甲府市の外中代遺跡は平安時代、近くに笛吹川(現・平等川)が流れる交通の要所で、都市機能も備えていた。

 博物館の森原明広学芸課長は「土器に鵜が描かれていることは、この地域で平安時代から鵜飼(うか)いがされていた可能性を示している。さらに調査を進めたい」と話している。

 鵜が描かれた土器は、県立博物館(笛吹市御坂町成田)で開催中の展示「鵜飼 甲斐の川漁と鵜飼をめぐる伝説」で公開されている。午前9時〜午後5時(入館は午後4時半まで)。火曜休。7月6日まで。問い合わせは同館(055・261・2631)へ。
http://www.asahi.com/articles/ASH6953QQH69UZOB00T.html

土器:全国初、鵜の絵画確認 甲府・外中代遺跡出土 県立博物館 /山梨【毎日新聞2015年6月10日】
甲府市川田町の外中代遺跡から出土した平安時代(9世紀中ごろ)の土器に、鵜(う)が描かれていることが県立博物館の調査で確認された。鵜は1500年以上前から鵜飼いを通じて人の生活と関わりを持つとされ、「古事記」や「日本書紀」にも鵜飼いの記述はあるものの遺物などの裏付けは少なかった。同館によると、これまでに群馬県で出土した首ひもをつけた鵜をかたどった埴輪(はにわ)など数例はあるが、土器に描かれた鵜が確認されたのは全国で初めてという。【藤渕志保】

 同館によると、1993年に同遺跡の発掘調査で発見された、9世紀中ごろの暗文(あんもん)絵画土器。96年2月に市指定文化財になった。見つかった土器は円形で直径約16センチ。食器のふたとして使われ、裏側には複数の鳥とみられる絵が描かれているという。うち2羽が、水中に潜る鵜と、魚を捕まえた鵜の様子を表現しているという。

 暗文は焼かれる前の半乾きの土器の表面をヘラの先端などで強くこすって描くこと。渦巻きや放射線状の文様は広く見られるが、絵画の形で出てきたものは県内初という。また、異なる時間に起きた出来事を一つの構図に入れた連続画の可能性もある。同館は「物語性が確認できれば、大変貴重な発見になる可能性がある」と話す。

 土器が見つかった当時の笛吹川周辺は、13世紀に日蓮が鵜飼いの霊を供養したとの伝説が残る。今回、土器の鵜が確認されたことで、伝説よりも300年以上さかのぼって山梨で鵜飼いが行われていた可能性を示すという。

 土器は、同館で開催中の「鵜飼〜甲斐の川漁と鵜飼をめぐる伝説〜」で展示されている。20日午後1時半からは同館で、鳥に関する考古学の専門家、賀来孝代さんの講演が行われる。
http://mainichi.jp/feature/news/20150610ddlk19040272000c.html

ttps://archive.is/s4RCu
ttps://archive.is/y16Ci
「石和の鵜飼文化感じて」 山梨県立博物館で展示【産経ニュース2015年6月4日】

posted by BNJ at 12:08 | Comment(0) | 鳥類一般ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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