2015年06月19日

ムクドリ大群、音波で一掃 姫路駅北フン害30年【神戸新聞NEXT2015年6月19日】

JR姫路駅北の大手前通りから、同駅南側に移ってきたとみられるムクドリの大群=姫路市内(撮影・大森 武)
ムクドリ対策で街路樹に設置された音波装置=姫路市内(撮影・大森 武)

 「平成の大修理」を終え、観光客でにぎわう世界遺産・国宝姫路城(兵庫県姫路市)。そこへ至るJR姫路駅北の大手前通りでは30年来、ムクドリのフンや鳴き声が悩みの種だった。姫路市が対策に“新兵器”を導入したところ、従来にない威力を発揮している。駅南側に飛来するなど課題は残るが、ムクドリとの知恵比べに終止符を打てるか、関係者の期待は大きい。(山路 進)

 大手前通りには毎年6〜12月ごろ、夕刻に数千羽のムクドリがねぐらを求め飛来。歩道のフンや、深夜まで響く鳴き声が地元商店主らを悩ませてきた。

 市は1990年以降、天敵フクロウの模型を街路樹に設置したり、ムクドリが危険を感じた際に出す鳴き声をスピーカーで流したりしてきたが、効果は数カ月。2007年には、同じ悩みを抱える全国24自治体が姫路で「ムクドリサミット」を開催したが、妙案は見つからなかった。

 新たに一昨年10月、音波を使った装置1台を街路樹に設置。四つのスピーカーから、人間には聞こえない音を含む幅広い周波数の電子音とともに、圧力を伴う衝撃波を発する。

 開発したのは滋賀県草津市の電子部品メーカー「エイカー」。ムクドリが慣れないように音の大きさや種類を変える工夫も施され、昨秋までに計8台に増強した。

 6月の夕方。大手前通りにムクドリの群れが姿を見せた。街路樹のクスノキに止まろうとした瞬間、「ギッギッギッ」とけたたましい音が鳴り響き、散り散りに飛び去った。

 市によると、毎日午後6〜8時、2〜7分間隔で作動させ、通りからムクドリが姿を消したという。大谷一司道路管理課長は「効果がこれほど続いた取り組みは初めて」と手応えを話す。

 ところが、今月上旬ごろから、ムクドリが姫路駅南側に飛来するようになった。市は近く駅南側にも同装置を付けるというが、“いたちごっこ”を懸念する声もある。

 西播愛鳥会(姫路市)幹事の三谷康則さん(67)は「ムクドリはほの明るい人里の竹やぶをねぐらにしてきたが、開発で追われ、大手前通りに来た」と分析。「今後、民家近くで被害が出ることも考えられる。共生の道も考えて」と話す。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201506/0008134903.shtml

ttps://archive.is/Hmfir

posted by BNJ at 21:57 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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