2015年06月16日

[鳥獣害と闘う] 黒テグス カラス撃退 福岡県の古野さん【日本農業新聞e農ネット2015年6月16日】

 福岡県桂川町の古野隆雄さん(64)は、黒いテグスを使った安価なカラス撃退法を考案した。角度によってテグスが見えたり見えなかったりするため、カラスが慣れることがない。網の目のように張り巡らす必要がないため、費用は30アールの圃場(ほじょう)で460円程度と格安だ。水稲や野菜などの露地栽培全般に活用できる。

・30アール460円/効果持続

 農水省によると、カラスによる農作物被害額(2013年度)は全国で18億1100万円。野生鳥獣による被害額の1割を占め、被害に悩む農家が多い。かかしや音で驚かせたり、透明なテグスを張ったりしても、学習能力の高いカラスはすぐ慣れてしまい、効果が薄いのが現状だ。

 そこで古野さんは、光って見えてしまう透明テグスと違い、角度によって全く見えなくなる黒テグスに着目し、圃場に設置した。「黒テグスを使い始めた09年以降、カラスの被害は全くない」と古野さんは抜群の効果を強調する。

 網の目のように細かく張り巡らす必要はなく、コストが安く済むのが特徴だ。古野さんは横10メートル間隔で張る。黒テグスを張る距離が長くなる場合には、必要に応じて支えるための太糸を張って黒テグスがたるまないようにする。

 古野さんが使用したのは、鳥獣害防止資材メーカーの末松電子製作所(熊本県八代市)が販売する0.3ミリの極細黒テグス。価格は1メートル当たり1円で、古野さんと同じ間隔で張った場合、費用は30アール当たり460円に抑えられるという。

 ワイヤと違って、生産者がぶつかっても傷つく恐れがないため、安全性も兼ね備えている。古野さんは「細かく張らなくても効果が期待できる。心配なら部分的に密に張ればいい。ぜひ試してほしい」と提案する。

 極細黒テグスの問い合わせは、末松電子製作所、(電)0965(53)6161。(松本大輔)
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=33650

https://archive.is/DJqyJ
岐阜 黒ワイヤ使い柿泥棒撃退 大野でカラス防止実験【中日新聞2015年9月16日】
カラス対策で弘大医屋上にテグス新設【陸奥新報2015年10月24日】

posted by BNJ at 23:38 | Comment(0) | 養鶏畜産ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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