2015年07月14日

鶏肉・卵、関税撤廃の方向 40品目の大半 TPP日米交渉【朝日新聞デジタル2015年7月14日】

鶏肉・鶏卵 輸入の現状は
 環太平洋経済連携協定(TPP)交渉で日米両政府は、鶏肉や鶏卵などの約40品目の大半について関税を撤廃する方向で最終調整に入った。撤廃まで一定の期間を設ける。輸入卵を使った加工食品などの値下がりが期待できる半面、国内生産者の経営に悪影響が出る可能性がある。

 鶏肉の関税は現在、骨なしが11・9%、骨つきが8・5%。関税上の区分けでは冷凍や冷蔵など30品目弱(七面鳥など含む)ある。鶏卵の関税は、殻つきの卵が17%(一部除く)、液体にして凍らせた「液卵」は21・3%か1キロ51円、乾燥させた卵黄は18・8%。これらを段階的にゼロにしていく方向だ。

 鶏肉の2014年度の輸入量は約50万トンで、TPP交渉に入っていないブラジルからの輸入が約41万トンを占める。米国からは骨つき肉を中心に約2万5千トンが輸入され、主にローストチキンやポトフに使われる。

 日本の鶏肉の需要の多くは骨なし肉で、政府は米国産と国産ですみ分けできると見ている。鶏肉生産者の大規模化も進み、影響は少ないとみている。

 一方、日本に、輸入される卵は主にケーキ、パン、ねりものなどの加工食品の原料として使われる。鶏卵の13年度の輸入量は約12・4万トンで、うち米国産は約2万5千トンだ。日本で消費される生卵はほとんどが国産で、鶏卵生産者の大型化も進んでいるため、政府は関税撤廃による大きな影響はないとみている。

 関税がなくなると、食品メーカーにとっては原料が安くなるメリットがある。一方、鶏肉や鶏卵の輸入が想定以上に増えた場合は、価格が下がって、国内の生産者の経営が圧迫される可能性もある。

 ■米・麦などは守る方針

 政府はTPP交渉で、コメ、麦、牛・豚肉、乳製品、砂糖の「重要5項目」の関税はなるべく守る方針だが、その他の農産物の関税はできるだけなくし、全体の貿易自由化率を上げたい考えだ。

 重要5項目(品目数586)以外の関税をすべて撤廃すると自由化率は93・5%になる。5項目以外で、日本が関税を撤廃したことがない農林水産物は248品目あり、この中に鶏肉・鶏卵のほか、水産品、豆類、合板などが含まれる。TPP交渉は関税を撤廃するのが原則のため、鶏肉・鶏卵以外でも関税が撤廃される品目が今後、出てきそうだ。
http://www.asahi.com/articles/DA3S11856815.html

ttps://archive.is/qRLxg

posted by BNJ at 11:53 | Comment(0) | 養鶏畜産ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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