2015年07月14日

ダビンチ展:日本初公開「糸巻きの聖母」など60点【毎日新聞2015年7月14日】(鳥の観察記録)

特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦」で公開される「糸巻きの聖母」のパネル前で作品解説をするレオナルド・ダビンチ理想博物館のアレッサンドロ・ベッツォージ館長=東京都墨田区で2015年7月14日午後3時16分、内藤絵美撮影

 レオナルド・ダビンチ(1452〜1519年)の名画「糸巻きの聖母」を日本初公開する特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦」(毎日新聞社など主催)の開催概要が14日、会場となる東京都江戸東京博物館(東京都墨田区)で発表された。

 会期は2016年1月16日〜4月10日。レオナルド円熟期の様式を今に伝える「糸巻きの聖母」をはじめ、直筆ノート「鳥の飛翔(ひしょう)に関する手稿」、花や子供を描いた素描など計約60点が展示される。

 展示を監修するレオナルド・ダビンチ理想博物館のアレッサンドロ・ベッツォージ館長は「慎重に選び抜かれた作品を展示することで、レオナルドのさまざまな思想を紹介したい」と抱負を述べた。

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 日本初公開の「糸巻きの聖母」をはじめ、貴重な作品が展示される特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦」。14日に開かれた会見では、イタリア・トリノの王立図書館所蔵の「鳥の飛翔(ひしょう)に関する手稿」も日本初公開されることが明らかになった。ルネサンスの巨匠にしか創造し得なかった芸術世界の来日に期待が高まっている。

 手稿には、鏡文字で書かれた飛ぶ鳥の観察記録のほか、解剖学や水力学、鳥の購入費用のメモまで記入されている。特別展の日本側監修者、斎藤泰弘・京都大名誉教授は「自然愛好家の気楽な観察ではない。実際に人工の鳥を飛ばした時、上空で吹き荒れる風の中で、どのように操縦したら墜落を免れるか、命のかかった操縦法の模索」と指摘、「目に見えない風の力を見える形で把握しようとした」と評価している。

 「糸巻きの聖母」で幼子イエスは体をよじらせ、人間と世界の運命を織る糸巻きを手に取っている。対して聖母マリアは、人類の救済の代償に本人の犠牲を求める運命に我が子が向かわぬよう、その体を押さえている。

 監修するレオナルド・ダビンチ理想博物館のアレッサンドロ・ベッツォージ館長は「目に見えない魂の動きを、レオナルドは絵画の中でジェスチャーで表現しようとした」と解釈、「人間の限界を超え、目に見えない何かを探ろうとした姿を伝えたい」と話した。

【広瀬登】
http://mainichi.jp/select/news/20150715k0000m040030000c.html

ttps://archive.is/U5W1t

posted by BNJ at 22:39 | Comment(0) | 鳥類一般ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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