2015年07月17日

ムクドリ撃退へ「爆竹作戦」 長野市繁華街、大群再襲来に住民ら【産経ニュース2015年7月17日】

 長野市の繁華街である権堂地区近くの長野大通りに6月下旬からムクドリの大群が再来し、住民らが騒音やフン害に頭を悩ませている。今年2月にも付近の鍋屋田小学校周辺のスギ並木に数万単位のムクドリがねぐらを作ったが、市が信州大の中村浩志名誉教授(鳥類生態学)の協力を得て撃退に成功した。今回、飛来したのは数千羽程度で前回より小規模だが、危機感を抱いた近隣住民らは撃退に乗り出すことにした。27日から爆竹を鳴らして追い払うなどの“作戦”を展開する。(三宅真太郎)

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 この地区周辺の長野大通り沿いでは毎日午後7時ごろ、辺りが薄暗くなり始めると、空から黒いムクドリの大群が飛来し、道路の中央分離帯のケヤキの木にとまり一斉に大音量で鳴き始める。木の下の道路や植え込みにはフンが落ち、白くこびりついている。こうしたフン害は通る人や車にも及ぶ。

 近くのマンションに住む住民の男性(56)は「夜中までずっと鳴いているからうるさくて窓が開けられないし、雨が降ればフンの臭いが一帯に漂ってくる。もう我慢できない」と嘆く。

 近隣住民がこうした被害に遭っていることに加え、この地区は8月1日の「長野びんずる祭り」の会場となることから、運営に支障が出ないようにと、地区の住民自治協議会が撃退に向けて立ち上がった。

 “作戦”は祭り直前の27日から連日、一斉にムクドリがとまっている木の付近で爆竹を鳴らして脅かし追い払うというもの。また、周辺にスピーカーを設置して、ムクドリの天敵であるフクロウの鳴き声を流すことも検討している。15日に試験的に“爆竹作戦”を行ってみたところ、大群が散って小さな群れになるなど一定の効果が確認された。

 これらの対策は今年2月に成功した撃退作戦と同様のもので、前回実施した鍋屋田小学校の敷地内には今回、ムクドリの大群は飛来していないという。

 同自治協によると、ムクドリの飛来は6月下旬に確認された。この付近には10年ほど前から、この時期になるとムクドリが飛来していたというが、同自治協の浅倉信事務局長は「今年は例年より飛来数が多く、騒音やフン害も深刻な状況だ。住民もナイーブになっている」と語る。

 ムクドリはかつて山の樹林帯や竹林をねぐらにしていたが、最近は天敵の少ない市街地に飛来するようになった。全国的にも被害に悩む自治体は少なくなく、それぞれが知恵を絞って対策に取り組んでいるが、抜本的な解決には至っていないのが現状だ。

 浅倉事務局長は「ムクドリが大群のまま、この地区から別の地区に移動したのでは意味がない。周辺の地区と連携しながら、継続して対策に取り組んでいきたい」と問題解決に意欲を示している。

 一方、長野市は21日から、ムクドリがとまっている木を中心に通りの街路樹の枝の剪定(せんてい)作業を行う予定だ。市の担当者は「今は地域の方々が自発的に動いていただいているので、市としては今後の発生状況を見守りながら対応を考えていきたい」と話している。
http://www.sankei.com/region/news/150717/rgn1507170042-n1.html

ttps://archive.is/oGoCX

posted by BNJ at 12:31 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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