2015年07月18日

秦野・八国見山:霊園開発で樹林伐採 自然保護グループ、怒りと嘆きの声 /神奈川【毎日新聞2015年7月18日】

 秦野市渋沢の八国見山(やくにみやま)(319メートル)南面区域での大規模霊園建設問題で、同市千村の映像作家でネイチャーシネプロ代表の吉田嗣郎さんが、小型無人機「ドローン」で建設現場を撮影した映像を公開した。樹木の伐採が広範囲で進み、自然保護グループの間に改めて怒りと嘆きの声が広がっている。

 吉田さんは今年1月から毎月、上空から建設現場を撮影し、開発に反対する「渋沢丘陵を考える会」(日置乃武子代表)メンバーらに映像を公開している。7月11日には南側から建設状況を空撮。尾根に進入路や工事用道路が建設され、北側の斜面は樹林が伐採されている様子を捉えた。計画では今後、谷の南側斜面の樹林も切られ、谷を埋め立てて霊園が造成される予定。

 事業者の「相模メモリアルパーク」(愛川町)は2014年11月の着工に先立ち同5月、県と自然環境保全条例に基づいて霊園計画地(約19・9ヘクタール)のうち約8ヘクタールを緑地保全する「みどりの協定」を結んだ。計画地脇には「みどりの協定区域」の看板が立てられ、「みどりを守り育てる地域です。みどりを大切にしましょう」と書かれている。

 同会メンバーは「とても『みどりを大切に』と言える現状ではない。看板が空々しい」と憤る。

 また、同会など自然保護グループ5団体は17日、霊園への進入路近くで営巣するタカ科「ノスリ」(県レッドデータブックで絶滅危惧種に指定)の保護を求める要望書を、黒岩祐治県知事に提出した。営巣地では現在、幼鳥が巣立ちの準備に入っており、自分でエサを捕って独立する繁殖期の終了まで事業者に工事中止を働きかけるよう求めた。

 ノスリの営巣を巡っては、工事を一時中止した事業者が6月24日から再開。秦野市が中止期間の延長を指導したものの続行している。【高橋和夫】
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20150718ddlk14040203000c.html

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タグ:ノスリ 開発
posted by BNJ at 22:09 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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