2015年08月02日

東京)東京うこっけい、大島高生が飼育 青梅から分離【朝日新聞デジタル2015年8月2日】

東京うこっけいの羽を広げて体調を見る土屋恵美さん(右)。柳瀬聡子さんは卒業後、実習助手を目指している=大島高

 ブランド鶏の「東京うこっけい」。一部が青梅市の飼育・研究拠点から約120キロ離れた伊豆大島の高校の鶏舎で育てられている。伝染病で全滅しないようにするためだ。

 「コッ、コッ」「コォー、コー、コーッ」。夕方、大島町にある大島高校の鶏舎は、にぎやかでリズムのよい鳴き声に包まれていた。

 農林科3年の柳瀬聡子さん(18)が、約90羽の東京うこっけいが飼育される籠を開き、卵を集めていく。スポンジを使って約40グラムの卵の表面を丁寧に洗い、パック詰めする。

 うこっけいは江戸初期に中国から渡来したと言われ、古来中国では、宮廷料理として珍重されていた。1羽の産卵数が年間50個程度と少なく、国内ではかつて1個500円もの高値がついていた。そこで青梅市の都畜産試験場(現都農林総合研究センター)は1998年、産卵数の多い東京うこっけいを誕生させた。ここで育つ親鳥から誕生したひなが養鶏農家などに販売される。

 都は純粋交配を守り、十数世代にわたって育種改良を続けているが、高病原性鳥インフルエンザなどの伝染病が発生すると全滅してしまう恐れがある。

 そのため2009年4月、うこっけいの飼育を続けてきた大島高校に48羽を避難させ、分散飼育が始まった。鶏舎は野鳥の侵入を防ぐ鉄筋造り。農林科の生徒9人が、山木龍也教諭や実習助手の土屋恵美さん(37)の指導を受けながら、3カ月ごとにワクチンを投与するほか、給餌(きゅうじ)や給水、清掃、採卵、パック詰めをこなす。

 卵は火曜と金曜の午後に校内で販売する。6個入り300円。売り上げは都の収入となる。「黄身が多くコクを感じる」「卵かけご飯がおいしい」と島民らに好評だ。昨年は島特産のアシタバなどを餌にした東京うこっけいの卵を、都内百貨店でのお歳暮商品の原材料として出荷した。

 分散飼育が始まったころから指導にあたる土屋さんは「ワクチン接種やこまめな清掃などで緊張感が生まれ、生徒はいい機会を得ている」と話す。教材としても活用し、過去には見た目の悪いうこっけいの食肉について加工方法の研究をした生徒もいるという。(前田伸也)
http://www.asahi.com/articles/ASH784K1JH78UTIL00Y.html

ttps://archive.is/UOijy

posted by BNJ at 12:02 | Comment(0) | 養鶏畜産ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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