2015年09月02日

石川 ツバメ微減でも巣増えた 県内児童が「伝統」調査【中日新聞2015年9月2日】

 県内の児童が調査した今春の「ふるさとのツバメ総調査」で確認できた成鳥は一万三千二十九羽だった。四年ぶりの減少だが、大きな増減なく、ほぼ同水準で推移する。一方、巣の数は三年ぶりの増加で一万二千八十八個。ただ、一九七〇〜九〇年代初めまでは三万羽前後を確認しており、長期的には巣の数を含め、減少傾向をたどる。(前口憲幸)

加賀南部など増加

 調査は巣の近くや電線に止まっている個体を目視でチェック。地域別では、加賀南部や手取川周辺で前年よりも多く確認された。旧白山麓五村や奥能登、七尾鹿島では前年よりも少なかった。

 県によると、七四年(昭和四十九)年の三万六千七百五十一羽がピーク。コメの作付面積の減少や住宅様式の変化、天敵のカラスなどが影響し、二〇〇〇年に初めて二万羽を割った。最少は一一年の一万一千七百八羽。

 ツバメが減るペースに合わせるように、巣の数も減少。九〇年代初めは二万三千個前後だったが、一四年は過去最少の一万一千六百八十二個だった。

ツバメ愛する土地

 社会構造の変化に伴うツバメの減少は全国的だが、石川県は落ち込みが少ない。それは児童の調査に協力的な土地柄が理由だ。児童による質問に対し「ツバメを歓迎する」と回答した人は81・3%。四年連続で八割強となっている。

 県の担当者は、首都圏では急激なペースで減っているデータに触れた上で「児童たちの調査が伝統となり、ツバメの巣をあたたかく見守る意識が高い。全国的には生息数の安定した地域といえる」と話した。

 ふるさとのツバメ総調査 県内では1972(昭和47)年から続く。ツバメの生息調査を都道府県単位で実施しているのは石川が唯一。日本一の伝統と実績がある。今年は愛鳥週間(5月10〜16日)に合わせて実施。全公立小学校216校の6年生ら計1万2000人余が参加した。
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20150902/CK2015090202000054.html

ttps://archive.is/bFrxv

タグ:ツバメ
posted by BNJ at 23:02 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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