2015年09月03日

富山)剱岳望む大パノラマ 後立山最高峰・白馬岳山行【朝日新聞デジタル2015年9月3日】(ライチョウ)

白馬岳山頂から、朝日に照らされた南西方向を望む。手前左に白馬三山の杓子(しゃくし)岳と白馬鑓ケ岳、右奥に剱岳が見える

 8月下旬に富山、長野県境にそびえる後立山連峰・最高峰の白馬(しろうま)岳(2932メートル)を目指した。南西に約20キロ離れた剱岳(2999メートル)を望む大パノラマに加え、かわいらしいライチョウや色とりどりの花々に癒やされた。

 新潟県糸魚川市の蓮華(れんげ)温泉(1475メートル)を拠点にまず白馬岳に登り、続いて富山、新潟県境の雪倉岳(2611メートル)、朝日岳(2418メートル)を巡った。2泊3日の山行だ。

 初日はガス(霧)に覆われて眺望に恵まれなかったが、新潟県最高峰の小蓮華山(2766メートル)を越え、三国境に立つ。富山、新潟、長野の3県が接する辺りで、何となく感慨深い。白馬岳山頂へもう一踏ん張り登っていると、尾根筋でライチョウに出合えた。ハイマツの陰に4羽。家族だろうか。夢中になってシャッターを切ったが、それぞれがテクテク歩き回って1枚に収まらない。しゃがんだり伸び上がったり、しばらく頑張ったが、結局諦めた。

 白馬岳山頂は青空だったが、雲海が広がって周囲はよく見えない。直下の白馬山荘でザックをおろし、振り返って見上げた白馬岳は「スフィンクスみたい」。下山後、「日本百名山」を読み直すと、「東側が鋭く切れ落ち、キッと頭を持ちあげたさまは、怒れる獅子といった感じをいつも私は受ける」と評されていた。かの深田久弥も同じように感じたのかと驚いた。

 片付けて生ビールを飲んでのんびりしていると、次第に雲が下がって遠くに剱岳が顔を出した。三角にとがった雄姿がかっこいい。ピンクに染まり、闇に消えていく様子を日没まで眺めた。

 青空が広がった2日目は白馬岳、雪倉岳、朝日岳を縦走。2度目の白馬岳山頂からは西側にパノラマが広がる。薄暮とは違って、剱岳がくっきり見える。東側の雲海も幻想的だった。

 三国境まで戻り、今度は富山、新潟県境を進む。チングルマはほとんどが散って綿毛になっていたが、朝日岳まで高山植物の花々がまだ楽しめた。朝日岳山頂近くの朝日小屋(朝日町)では、富山推しの夕飯に感動。カジキマグロの昆布締め、ホタルイカの沖漬けにとろろ昆布の載ったおでん。山小屋とは思えない海の幸のおいしさだった。

 最後の3日目は、朝日岳山頂で再び剱岳と記念撮影してから蓮華温泉に下った。疲れもあって約10時間かかったが、この日も花々は多彩。後半は雨に見舞われたが、旅の締めくくりに蓮華温泉につかって冷えた体を温めた。(三島庸孝)
http://www.asahi.com/articles/ASH8Z77M6H8ZPUZB00B.html

ttps://archive.is/oeXpG

タグ:ライチョウ
posted by BNJ at 12:01 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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