2015年09月03日

天売島:次世代に活気ある島を 有志、雇用創出に意気込み /北海道【毎日新聞2015年9月3日】(ウミガラス/ウトウ)

 羽幌町沖の日本海に浮かぶ天売島の「おらが島活性化会議」は、雇用創出を目的とした地域おこし団体だ。人口減少の進む故郷の将来を懸念した30〜40代の有志が設立した。代表理事の斉藤暢さん(42)は「目標は子ども世代に活気ある島を残すこと」と語る。

 人口約330人の島の基幹産業は漁業と観光。国内唯一のウミガラス繁殖地や約100万羽のウトウを目当てに、年間約1万人が訪れる。ただ海鳥が島にいるのは子育て期の5〜8月だけ。観光客も夏に集中するため、通年雇用が難しく、進学で若者が島を離れると戻りにくいのが現状だ。

 転機は2013年。同じく離島の島根県・隠岐諸島を同世代の島の仲間6人と視察したことだった。隠岐諸島にある海士町は都会のような便利さがない生活を逆に強調。IターンやUターンが多く、離島にもかかわらず人口が増えていた。その手法に感心すると同時に、天売島の可能性も感じた。「海鳥という観光資源を持った地元の良さに気づいた」と斉藤さん。

 活性化会議は14年に発足。現在のメンバーは島内8人と札幌市内2人の計10人で、全員が観光業や漁業など自分の仕事を持つ。メンバー内のルールは絶対に「無理だ」と言わないこと。理想でいいからアイデアを出す。これまでも「ヘリコプターの定期便」「有名歌手を招いての音楽祭」といった意見が出た。

 活性化会議は地元観光協会や羽幌町からの収入も得ており、現在では3人に給料を支給。活動内容は、海鳥を襲う野良猫捕獲の事業を環境省から委託されたり、散策路の草刈りを町から委託されたりと多岐に及ぶ。

 星空観測、漁業体験、シーカヤックなど新たな観光資源開発も検討中で、さらなる雇用創出を目指す。「僕らが動いていることを子どもたちに見せることが大切。帰ってきたいと思える島にしたい」と斉藤さんは意気込んでいる。
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20150903ddlk01040232000c.html

ttps://archive.is/KmbpR

posted by BNJ at 21:45 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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