2015年09月03日

発掘速報展:江戸期の町民、グルメな食卓 タイ、カキ、アワビ…富山城下町から骨や貝殻 安田城跡資料館 /富山【毎日新聞2015年9月3日】(鳥類)

 中心市街地再開発事業に伴い、2013、14年度に富山市埋蔵文化財センターが実施した富山城の城下町の発掘調査で、タイやマグロ、ブリなどの高級魚の骨が大量に出土。グルメな食生活を満喫していた当時の町民の姿が浮かび上がった。成果の一部は同市安田の安田城跡資料館で11月8日まで開催中の速報展「発掘!富山城下町」で紹介されている。【青山郁子】

 調査は同市総曲輪、一番町、西町の3カ所計約900平方メートルで実施。一帯は富山城の外堀の南側に当たり、武士や町人が暮らしていた。その結果、一番町と西町の現場からは、食用動物や魚類の骨、貝殻など約5000点が出土した。富山県内の江戸期の遺跡から、これだけの量の出土品が見つかったのは初めてで、富山の江戸庶民の食文化が分かる貴重な資料となった。

 分析の結果、魚類ではタイが最多で続いてタラ、アジ、ブリなど。貝類ではシジミ、イワガキ、カキ、アワビ、バイと続く。鳥獣ではガン・カモ類、キジ・ヤマドリ類、ニワトリなどで、判別できただけでも30種類以上にも上った。これらの中には、江戸時代に出版された料理書「黒白精味集」の格付けで「上」にランクされた食材も多く、特にタイは骨から推測して体長40〜60センチの大物も含まれていた。

 江戸期にはマグロのような脂の乗った魚は好まれず、金沢城や福井城からは出土していないが、今回の調査では、背骨が出土。推定体長1・5メートルの大物が骨付きのブロックの状態で流通していたと推定されるという。

 いずれも1カ所ではなく、複数の場所から出土しており、特定の家庭ではなく、全般的に豊かな食生活だったことが分かるという。会場では出土物のうち、15種類の骨や貝殻と陶磁器、井戸の遺構などを併せて展示。同センターの野垣好史・学芸員は「当時の町民が何を好んで食べていたのか。この機会に見てほしい」と話している。

 同館は月曜休館。入場無料。10月21日には一般向けの歴史講座もある。詳細は同センター(076・442・4246)。
http://mainichi.jp/feature/news/20150903ddlk16040361000c.html

ttps://archive.is/e0N8R

posted by BNJ at 21:50 | Comment(0) | 鳥類一般ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: