2015年09月09日

イワトビペンギン、浮気しない極意は数百キロ離れた「別居婚」【AFPBB News2015年9月9日】

【9月9日 AFP】一夫一婦制で知られるイワトビペンギンが浮気をしない極意は、子作りをしていない間は、長期間、数百キロ離れて「別居婚」を続けていることにある――このような研究論文が9日、発表された。

専門誌バイオロジー・レターズ(Biology Letters)に掲載された論文によると、イワトビペンギンは、ねぐらがあるアルゼンチン沖のニューアイランド(New Island)に戻ると、何とかして以前のパートナーや仲間を見つけるのだという。

久しぶりの再会は心ときめくものかもしれないが、ペンギンたちが一緒にいる期間は短く、年間、3か月も一緒にいない。

海上で6か月ほど過ごした後、10月になって陸地に戻ってきたペンギンたちがすぐに取り掛かるのは、交尾と産卵、そして抱卵だ。中でも抱卵には約1か月を費やす。

しかし、イワトビペンギンの親たちが、ひな鳥にいつまでも付き合うことはない。ひな鳥の子育てに70日ほど費やし、4月になると、親たちはさっさと別々の道を行ってしまう。

野生で別行動を取る動物のつがいは、永遠に離れ離れになってしまう恐れがあるのではないか。研究者らは、そう考えて、ペンギンたちが繁殖期以外も一緒に過ごす努力をしているのかどうかを確認しようとしたのだという。

AFPの取材に答えた研究者の1人、ジャンバティスト・ティエボ(Jean-Baptiste Thiebot)氏によれば、ペンギンの世界には「離婚」もあるが、イワトビペンギンのカップルが新しい相手と繁殖することはまれだという。

■先に旅立つのは雌

研究チームは、10組、20羽のイワトビペンギンに軽量センサーを付け、約半年間、別々に過ごしているカップルの動きを追跡調査した。

このうち、ねぐらがある島に戻り、以前のパートナーとの関係を復活させたペンギンは7組。2羽はシングルになった。研究チームは、残りのペンギンたちは、海で死んだか、別の場所に移動したのだろうと推測している。

センサーが示したデータによれば、一般的にイワトビペンギンのカップルは、海での暮らしを楽しんでいる間は、数百キロも離れて過ごしている。1組に至っては、2500キロ近くも離れていたことが分かったという。

イワトビペンギンは、以前の相手と久しぶりに再会した後は、即座にマイホーム主義者に変身し、大半の時間を巣で過ごす。

研究チームは、コウテイペンギンなどの鳥は、一緒に巣作りをすることもなく、一夫一婦制を保つことも少ないと指摘している。

「イワトビペンギンは、毎年、以前に営巣した同じ場所や地域で繁殖を繰り返しているようだ」と、ティエボ氏は言う。「そのおかげで、自分が知る陸地の場所で元のパートナーと再会できていると思われる」

イワトビペンギンの複雑な求愛儀式も、相手を見つけるのに役立っている可能性があるという。

繁殖期が終わり、最初に旅立つのは母親ペンギンのほうだ。父親ペンギンの旅立ちは1週間近く遅い。また、半年間、離れている間、雌のペンギンたちは、雄のペンギンたちより数百キロ以上長い距離を移動する。(c)AFP/Joshua MELVIN

http://www.afpbb.com/articles/-/3059804
http://www.afpbb.com/articles/-/3059804?page=2

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ttps://archive.is/6B91D

posted by BNJ at 23:59 | Comment(0) | 海外の鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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