2015年09月19日

マック「創業以来の危機」打開策もライバルの後追い!?…頼みの綱は“健康”鶏卵【産経ニュース2015年9月19日】(アメリカ/カナダ)

マクドナルドのエッグマックマフィン。2025年中までには、すべて平飼いの鶏卵に切り替わる=8月13日、米カリフォルニア州の店舗内(ロイター)
 米大手ハンバーガーチェーン、マクドナルドは9日、米国とカナダの北米全1万6000店で2025年中までに、鳥かご(ケージ)飼いではなく、すべて地面の上で育てた「ケージ・フリー(平飼い)」の鶏が産んだ卵を使用することを明らかにした。ストレスや運動不足で病気になりやすく、抗生物質に頼りがちになるケージ飼いの鶏の卵を使わないことで、米国内などで高まる消費者の健康志向に強くアピールして、「1955年の創業以来、最大の危機」(複数の米メディア)を打破したい考えだ。

■商品価格据え置き

 米紙ウォールストリート・ジャーナルやシカゴ・トリビューン、英紙デーリー・メール(いずれも電子版)などによると、マックは全米1万4300店舗とカナダの全1700店舗で平飼いの鶏卵への切り替えを進めていく。

 昨年、全米で生産された鶏卵435億6000万個のうち、約20億個をマックが使用。このうち平飼い鶏卵は1300万個程度にとどまっている。

 今回の決断について、米マックのマイク・アンドレス社長は声明で「食品やその供給元への関心が顧客の間で高まっている」としたうえで、「平飼いの鶏卵のみを調達するというわれわれの決定は、顧客の期待を上回る商品の品質とメニューの強化につながる」と意義を強調する。


 また、米マックのサプライチェーン・マネジメント(供給連鎖管理)部門のマリオン・グロス上級副社長は「われわれにとって真に重要なステップあり、モダンで進歩的なハンバーガー会社になるための次のステップである」と説明する。

 さらにグロス上級副社長は「今回の変更で顧客が商品購入に際し、余分にお金を払うことにはならない」と明言し、商品価格を据え置く考えを示した。

■ライバルは表明済み

 しかし、ライバルの米バーガーキングが12年に「17年から使用する全鶏卵を平飼いに切り替える」と発表したほか、米スターバックスやネスレ(スイス)、米アラマークといった食品・外食大手もいち早く平飼いの鶏卵への切り替えを表明済みのため、今回のマックの動きは、いささか遅きに失した感も否めない。

 「モダンで進歩的なハンバーガー会社」というフレーズは、マックが創業60周年を迎えた今年3月、最高経営責任者(CEO)に就任したスティーブ・イースターブルック氏(48)が就任以来、常に口にするスローガンで、全米の店舗で10月6日から、朝食メニューを終日提供することにするなど、大胆なサービス改革を断行中だ。

 だが、米中西部有数の名門病院が「慢性疾患のリスク要因」などとして、院内のテナントからマックの店舗を閉め出すなど、“健康に悪い”とのイメージを払拭し切れていない。

 一方で、米国の外食・食品業界では、米メキシコ料理チェーンのタコベルやチポトレ・メキシカン・グリルが、遺伝子組み換え食品(GMO)の排除に乗り出したり、その日にとれたオーガニック野菜を使用するなど、さらなる健康志向商品を積極展開している。同業他社が健康志向に訴求するサービスを矢継ぎ早に打ち出すなかで、マックの今回の戦略がどこまでインパクトを持つかは不透明だ。

 ただ、10年以上前からマックに対して、動物虐待であるケージ飼いの廃止を訴えてきた米動物愛護協会(HSUS)は、今回の決定を歓迎している。HSUSの農場動物保護部門のトップ、ポール・シャピロ氏は「購買力の高いマックの決定は、同業他社の決定よりはるかに影響力があり、鶏卵業界も無視できないはずだ」と評価している。(SANKEI EXPRESS)

http://www.sankei.com/premium/news/150919/prm1509190024-n1.html
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posted by BNJ at 12:20 | Comment(0) | 海外の鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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