2015年09月21日

秋田)国内最高齢のイヌワシ「鳥海」 長寿の秘訣は?【朝日新聞デジタル2015年9月21日】(大森山動物園)

国内最高齢45歳のイヌワシ「鳥海」。エサの時間が近づくと「ピヤピヤ」と元気に鳴く=秋田市浜田の大森山動物園

 21日は敬老の日。秋田市大森山動物園の「ご長寿」といえば、イヌワシの「鳥海」だ。国内では最高齢の45歳。人間なら100歳ぐらいのおじいさんだが、食欲旺盛で元気に「ピヤピヤ」と鳴いている。動物園では「長生きしてもらって、世界一長寿のイヌワシになってもらいたい」と、大切に飼育している。

 鳥海はヒナだった1970年、鳥海山の奈曽渓谷で保護された。当時は秋田市の旧・千秋公園児童動物園で飼育され、73年に大森山動物園に移った。

 鳥海は苦労が多かった。89年に最初の妻の「白滝」に先立たれ、2010年には妻「西目」との間に有精卵ができたが、孵化(ふか)する直前に成長が止まってしまった。11年には足腰が弱って子づくりが難しくなり、白内障で両目がほとんど見えなくなった。12年、右脚が動かなくなり、広いイヌワシ舎から、園内の動物健康管理センターに移らざるを得なくなった。

 年を取るにつれて体重が減り、今は2・4キロとやせ気味だが、食欲はたっぷりある。エサのヒヨコを1日に7羽食べる。普通のイヌワシの2倍近い量だ。担当する獣医師の高橋拓さん(38)は「元気がよくて、目つきに活力があります。でも、ちょっと食べ過ぎかも知れません」と笑う。

 イヌワシは、高齢になると胃腸が弱くなる。動物園では、エサを食べやすいように小さく切ったり、栄養価の高い他のエサを考えたりしながら、鳥海の健康を気遣っている。

 世界では、46歳まで生きたイヌワシの飼育記録がある。鳥海は来年で46歳。再来年も元気なら、世界一の長寿イヌワシになる。

 高橋さんは「これだけ長生きできるのはすごいこと。50歳ぐらいまでは生きてほしい」と、鳥海の余生を見守っている。(渡部耕平)
http://www.asahi.com/articles/ASH985CK2H98UBUB00N.html

ttps://archive.is/7nXqf
秋田)野生由来のイヌワシひなすくすく 種の保存に光【朝日新聞デジタル2015年4月29日】(大森山動物園)

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