2015年09月26日

ZOOと一緒:東武動物公園/8 6種の空中パフォーマンス バードショー担当・渡辺耕太郎さん /埼玉【毎日新聞2015年9月26日】(メンフクロウ/ベンガルワシミミズク/シロフクロウ)

バードショーに9月から加わったメンフクロウと渡辺さん=東武動物公園で

 ◇鳥の気持ちになり観察 渡辺耕太郎さん(30)

 「ピーッ」。「オー」。甲高い笛の音が響くと、驚きの声が上がった。来園者の頭上をかすめるように、こげ茶色の物体が飛んできたからだ。約1・2メートルの羽根をはばたかせて登場したのはベンガルワシミミズク。同園の施設「森の教室」で、シロフクロウなど6種の鳥が空中パフォーマンスをみせるバードショーの一場面だ。

 毎週日・祝日の午前11時半から行われている人気のアトラクション。スタートした2013年秋からリーダーを務めた新井茜さん(29)=宮代町=の跡を今春継いだのが、渡辺耕太郎さん(30)=さいたま市南区=だ。

 2人は13年6月、本格的なバードショーを行っている「那須どうぶつ王国」(栃木)に出向き、2週間の研修に励んだ。シロフクロウ担当の新井さんに比べ、リスザル担当の渡辺さんの技術はなかなか向上しない。「鳥の迫力ある姿を伝えたい」との思いは、空回りするばかりだった。

 「鳥の気持ちを考えなければ、いくらトレーニングしてもうまくいかないと言われて……。一生懸命やったが、一つの所作ごとに怒られ、動けなくなってしまいました」

 同園に戻り、水を張った紙コップを止まり木の役割を果たす左手首付近に乗せ、キープする練習を毎日続けた。「水がこぼれるようではだめ。できても、紙コップと鳥では感覚が違う。どうすれば鳥が安心してくれるのか、観察しながらコツを覚えていきました」。3カ月後。ステージに立つ渡辺さんの姿があった。

 大学に入学した直後、体重が10キロも激減した。「高校まで“いい子”じゃなかったので、大学で頑張ろうと背伸びしたのがよくなかった。子どもの頃から虫好きなのに、高校では『ダサイ』と敬遠したりして。大学でいろんな講義を聴いたが、何をやりたいのか、分からない状態でした」

 そんな時、両親が言った。「虫を取ろうと網を持ち、走り回っているのが本来の姿。好きなものを追いかけるあなたでいてほしい」

 動物関係の専門学校に入り直し、新井さんら後に同僚となる多くの仲間と出会った。「こだわりを持って仕事に臨むやつばかり。飼育のプロとして、力を合わせながらもっと園をよくしていきたい」

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 ◇妖怪ウォッチ ぐるぐる冒険隊

 情報記録端末が内蔵された特製の妖怪ウォッチを身につけ、園内に設置されたラリーポイントを回り、妖怪を集めるアトラクション。ゴール地点では、集めた妖怪たちがプリントされたエンブレムとフォトフレームがもらえる。入園料とは別に1人700円必要。11月29日まで。
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20150926ddlk11040284000c.html

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