2013年09月02日

鷹匠の技 都会の空翔る【YOMIURI ONLINE2013年9月2日】

 高層住宅街の一角、「諏訪流」の鷹匠たかじょう、岡村憲一さん(52)が横に払うように左腕を回すと、タカが勢いよく飛び立ち、ベランダに群れるハトが逃げる。


高層マンションに向かって、岡村さんの手から飛び立つタカ。自然の中ではなく、都会が新しい活躍の舞台だ(神戸市で)
 約1700年の歴史を持つ鷹狩りは、現在も全国で200〜300人の愛好者がいる。徳川家にも仕えた「諏訪流」は、狩りや調教の技術などを伝承、認定制度を設けて後進を育成する。現在は10人の鷹匠がいて、イベントなどで技を披露することもある。

 ある日、訓練場所の公園にカラスやハトが寄りつかないことに気付いた。「害鳥駆除に役立つのでは」と、一昨年5月、知人と(株)グリーンフィールド(大阪市西区)を設立。外国産のハリスホーク3羽とオオタカ1羽で、住宅や工場での駆除を請け負う。

 1回3時間で月に数度、タカを放ち、害鳥に「天敵がいる場所」だと教え込む。費用は1回約3万円。タカを放つ方向やタイミングを図り、害鳥を傷つけずに追い払うのが、鷹匠の腕の見せ所だ。

 8月の堺市。駅前の空にタカが舞う。街路樹をねぐらにするムクドリやスズメなどの対策に苦慮した市からの依頼だ。「これがビジネスになれば、若い鷹匠も増える」と岡村さん。活躍の場を見つけた現代の鷹匠が、都会を翔かける。

 写真と文 浜井孝幸(8月9〜29日に撮影)


屋上で休んでいたハトは、タカの気配を感じると一目散に飛び去った(兵庫県伊丹市で)

鋭い眼光を放つタカ。これまで20件以上の駆除を請け負い、いずれも大きな効果が出ているという(神戸市で)

毎日、タカの体重を量る岡村さん。エサの質や室温など、タカの体調管理に細心の注意を払う(大阪市西区で)

夕方、駅前の街路樹に大挙して戻ってくるムクドリやスズメ。歩道に落ちるフンや鳴き声に苦情が絶えない(堺市で)
http://www.yomiuri.co.jp/photograph/zoomup/20130902-OYT8T00782.html

ttps://archive.is/1fmKn

posted by BNJ at 23:00 | Comment(0) | 鳥獣狩猟ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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