2015年10月03日

北斗星(10月3日付)【さきがけonTheWeb2015年10月3日】(大森山動物園/スズメ/既報関連ソースあり)

 秋田市大森山動物園のキジ舎に掲げられた「スズメ目スズメ科 すずめ」の解説板が話題だという。「体長 キジ舎の網を通り抜けるぐらい」「たべもの キジたちのごはん」と書いている

▼キジたちがいるケージ(おり)には、以前からスズメが入り込んで餌を食べていた。それを見た来園者から「スズメも飼っているの」と言われることもあったという。ならば、とスズメの解説板で切り返したのだ。解説文もしゃれが効いている

▼添えられたイラストが「ちょいワル」なのはスズメには不本意かもしれないが、担当飼育員のユーモアと展示動物にスズメが仲間入りしたことに拍手を送る。ありふれた鳥ながら、暮らしぶりは意外に知られていないからだ

▼生態に詳しい三上修さん(北海道教育大学函館校准教授)によると、スズメほど人のそばが好きな鳥はいない。人が暮らす場所には天敵のタカやヘビ、イタチなどがいないため、「人がいれば安心」と判断している可能性があるという

▼だが警戒心は解かない。かつて日本人は食用や害鳥駆除で大量のスズメを捕まえてきた。子どもがいたずらで卵やヒナを取ることもあった。つまり人間も、ある時は天敵だったというのだ(「スズメ つかず・はなれず・二千年」岩波書店)

▼スズメたちがもし姿を消すようなことがあれば、それは人間の側に何か異変が起きたサインかもしれない。スズメたちはケージの中からヒトの生態をじっと観察していたりして。
http://www.sakigake.jp/p/akita/hokuto.jsp?kc=20151003ax

ttps://archive.is/0MriG
キジ舎に「スズメ」の解説板 秋田の動物園 侵入への皮肉にネットで大反響【産経ニュース2015年9月30日】

posted by BNJ at 23:05 | Comment(0) | 鳥類コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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