2015年10月17日

秦野の大規模霊園開発:甲虫類1200種の生息確認 開発進行、八国見山の大磯丘陵 /神奈川【毎日新聞2015年10月17日】(既報関連多数)

 大規模な霊園開発が進められる秦野市渋沢の八国見山(319メートル)南面区域を含む大磯丘陵(東西15キロ、南北10キロ)で、甲虫類約1200種の生息が確認された。日本甲虫類学会会員の斎藤理(おさむ)さん(33)=横浜市港北区=のフィールド調査で分かった。

 八国見山周辺は、標高の低い大磯丘陵と丹沢山地の森林環境が連続する「緑の回廊」。斎藤さんは開発による生態系の破壊を懸念し、霊園計画が具体化した2013年春から調査を始めた。

 今年9月までに約1200種を採集し、そのうち1112種の種名が判明した。調査では国内でほとんど記録がないとされる絶滅危惧種1類のキイロアシボソテントウダマシなどの希少種も見つかった。不明種の同定などを進めており、さらに希少種が確認される可能性がある。

 八国見山周辺の甲虫相の特徴として、標高が低い割に山地性の種類が多く、キノコなどの菌類に依存する食菌性の種類が豊富であることが分かった。要因として、広い面積の広葉樹林が保存され、中村川源流部を含む険しい地形で森林内の湿度が保たれていることが考えられるという。

 斎藤さんは「霊園開発で丹沢山地と大磯丘陵との森林環境のつながりが分断されると、大磯丘陵全体に生息する多くの生物に影響が及ぶことが懸念される。鳥類やチョウ類の貴重種の保護だけでなく、その地域全体の生態系の保全が重要だ」と指摘している。【高橋和夫】
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20151017ddlk14040253000c.html

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posted by BNJ at 23:50 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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