2015年10月31日

鳥インフルの養鶏場跡、時代劇の撮影所で再生へ 京丹波【朝日新聞デジタル2015年10月31日】

浅田農産船井農場の跡地。鶏舎の基礎だったコンクリートがむき出しのままだ=京都府京丹波町、岡本智撮影

 京都府京丹波町で11年前、鳥インフルエンザが大量発生した養鶏場跡地が「映画の聖地」に――。跡地を引き継いだ町が「負の遺産」を刷新し、時代劇の撮影所に転用する方針を31日までに決めた。京都・太秦に撮影所がある東映、松竹の関係者も「最適地」と期待を寄せている。

 集落を抜けると突然、廃虚となった鶏舎が現れた。京都縦貫道の丹波インターチェンジ(IC)から車で約10分。4・7ヘクタールの広大な敷地に、むき出しのコンクリートの地面が広がる。

 京都府北部・京丹波町の養鶏場「浅田農産船井農場」の跡地だ。2004年、鳥インフルの大量感染が起き、全国に不安が広がった。鶏22万羽以上を殺処分して焼却。農場は経営難に陥った末に、土地をすべて町に寄付した。

 京都市内からも約1時間の好立地。町は活用策を模索したが、負のイメージをぬぐえず企業誘致は難航した。2年前に地元の要望を受け、いったんは森林公園にする計画を決めたが、動きは鈍かった。

 ログイン前の続き京都府の幹部が見かねて、太秦の映画関係者に打診した。「オープンセット、造られへんか?」。映画の撮影に適した土地を見つけるのは、なかなか難しいと聞いていたからだ。

 時代劇の人気は依然として根強い。「太秦の撮影所は手狭。パンクするほど撮影が集中することもある」(松竹関係者)。そのため山形県鶴岡市の撮影所まで出かけることもある。近年、「おくりびと」(松竹配給)や「おしん」(東映配給)で撮影に使われた場所だ。しかし、俳優やスタッフを引き連れて行くのは負担が大きく、冬になると積雪で使えない日が多い。

 そんな中、東映と松竹の関係者は7月、跡地を視察した。周辺に民家はほとんどない。「火を使って爆破もできる。石垣のセットさえ造れば、迫力ある城攻めのシーンも撮れそうだ」

 市街地へのアクセスもいい。機材の故障や忘れ物があっても、すぐ太秦に取りに戻れる。「こんなに撮影に適した土地は全国的にもあまりない」。関係者は口をそろえて絶賛した。

 そこで町は、跡地利用の方針を転換。整地費用として約3600万円を12月補正予算案に盛り込み、来年春にもセットを建てられるようにしたい考えだ。自治会など地元関係者の了解も取りつけたという。

 京丹波町は05年、丹波、瑞穂、和知の3町が合併して誕生。当時1万8千人だった人口は3千人減った。合併から10年、国からの支援の特例も減り、財源不足が懸念される。畠中源一・副町長は「撮影所を見学できる観光の目玉にして、地域創生のヒット作にしたい」と意気込む。(岡本智)

■広々としたオープンセットは時代劇にとって理想的

 《時代劇「水戸黄門」で「うっかり八兵衛」役を演じた俳優・高橋元太郎さん(74)の話》 自然のままで広々としたオープンセットは時代劇にとって理想的。本格的な撮影が期待できそうですね。近年、撮影に適した場所が少ないのがネック。自然なセットがあれば、良い作品も出てくると思う。良いセットを建てれば、映画を見て現地を見てみたいというお客さんもきっと出てくるでしょう。京丹波町の人たちは撮影を誘致するだけでなく、魅力あるセットを残せるように映画会社とよく相談していってほしい。
http://www.asahi.com/articles/ASHBW7VXLHBWPLZB025.html

ttps://archive.is/PRGLh

posted by BNJ at 23:22 | Comment(0) | 養鶏畜産ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: