2015年11月14日

風蓮湖・春国岱:ラムサール10年 日本野鳥の会・柳生博会長が講演 /北海道【毎日新聞2015年11月14日】(既報関連複数)

 根室市の「風蓮湖・春国岱(しゅんくにたい)」が国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に登録され、10周年を迎えたことを記念し、日本野鳥の会の柳生博会長が、根室市総合文化会館で「確かな未来は懐かしい風景の中にある」と題して講演し、約130人の市民が参加した。

 柳生会長は兵庫県豊岡市でコウノトリを復活させるため、農薬を使わずに育てたコメが高値で取引されていることを紹介し、「環境と経済は絶対、共鳴できる。風蓮湖のアサリも普通の値段で売ってはダメだ」と指摘した。

 講演後のパネルディスカッションは、根室湾中部漁協の高橋敏二組合長が「当初は(登録で)漁業ができなくなると心配ばかりしていた」とした上で、「今では(漁に集まる)ワシと一緒に漁業を営むことが当たり前になった」と懸念が払拭(ふっしょく)されたことを明かした。【本間浩昭】
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20151114ddlk01040142000c.html

風蓮湖・春国岱ラムサール10周年で講演会【釧路新聞2015年11月13日】
 「風蓮湖・春国岱」のラムサール条約登録10周年を記念し、俳優で日本野鳥の会の柳生博会長を招いた講演会が10日夜、根室市総合文化会館で行われた。同会長は「生き物に失礼にならない程度に(人の)手を入れること。これを ``野良仕事、、といい、日本人が自然と共生するために生み出した文化だ」などと賢く利用(ワイズユース)する術を語った。
http://www.news-kushiro.jp/news/20151113/201511134.html

ラムサール登録10周年 保護と課題【YOMIURI ONLINE2015年11月8日】
多くの人が濤沸湖に親しむことを願う濤沸湖ファンクラブの白波瀬会長(3日)
◆濤沸湖など6か所

 国際的に重要な湿地を保護するラムサール条約に阿寒湖(釧路市)や濤沸湖(網走市、小清水町)など道内6か所が登録されてから8日で10周年を迎えた。登録地では課題や問題も残る。各地では、10周年の記念行事などを通じて自然の保護を訴える。

 2005年に登録されたのは阿寒湖、濤沸湖のほか、サロベツ原野(幌延町、豊富町)、雨竜沼湿原(雨竜町)、野付半島・野付湾(別海町、標津町)、風蓮湖・春国岱(根室市、別海町)。

 「特に水鳥の生息地として国際的に重要」とされた濤沸湖には、12年5月に網走市側湖畔に「濤沸湖水鳥・湿地センター」がオープン。建物の窓が大きく、館内からでも備え付けの双眼鏡や望遠鏡で野鳥を観察でき、来館者は当初予想の年間1万人に対し、12年度約1万7000人、13年度約2万2800人、14年度約2万100人と好調だ。

 環境保全への寄与などを目的に、14年8月に発足したボランティア組織「濤沸湖ファンクラブ」(約50人)の白波瀬しらはせ幸男会長(68)は「まだ、濤沸湖の魅力は広く知られていない。多くの人に足を運んでもらい、貴重な自然環境の保全を考えてもらえれば」と話す。

 登録地には、現地の保全・再生やワイズユース(賢明な利用)、交流・学習の推進が求められているが、遅れもみられる。

 網走市や小清水町などでつくる、濤沸湖エコツーリズム推進協議会は14年11月、独自に「濤沸湖 保全と利用のためのルール」を導入し、「湖岸への立ち入りは認定ガイド同伴」、「野鳥繁殖時期は草原内に立ち入らないこと」などを利用者に求めている。

 だが、いまだに認定ガイドが誕生していないほか、「地元の子どもたちに十分、環境学習の場として利用されていない」「野鳥に餌を与える利用者がいる」などの指摘もある。

 細川英司・同センター長(50)は「10周年を登録の意義や湖の利用方法などを多くの人に理解してもらう契機にしたい」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20151108-OYTNT50026.html

「保全と利用」一進一退 ラムサール条約登録10年の北海道・濤沸湖 自主ルール機能せず、同伴ガイド認定なし【どうしんウェブ2015年11月5日】
多くの渡り鳥が飛来する季節を迎えた濤沸湖。斜里岳を横目にヒシクイの群れが飛び立つ(中本翔撮影)
 【網走、小清水】網走市と小清水町にまたがる濤沸湖が、国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に登録されて8日で10年を迎える。濤沸湖水鳥・湿地センター(網走市北浜)の設置など保全活動が進む一方、昨年導入した自主ルールが機能しないなど、条約が目指す「保全と賢明な利用」の基盤づくりには課題も残る。

 登録湿地は世界で約2200カ所、道内は13カ所で、管内では濤沸湖が唯一だ。《1》汽水湖・低層湿原が日本を代表する湿地《2》オオハクチョウなど5種類の水鳥が東アジア全体で確認される個体数の1%以上―などが評価された。

 2012年5月に環境省が開設した同センターは市が運営を担う。昨年度の利用者約2万人のうち約2割が外国人で、観光客が立ち寄る場所として徐々に定着してきた。各種調査の拠点ともなり、開設前は例年1回だけだったハクチョウ飛来数調査も2、3回に増やし、より正確なデータ収集が可能となった。

 14年8月には、同センターが拠点のボランティア団体「濤沸湖ファンクラブ」が発足。会員約50人が野鳥や野草の情報をメールで共有して同センターにデータとして提供する他、行事や調査の補助役も担う。白波瀬(しらはせ)幸男会長は「今後は勉強会で会員の知識を深める他、子供の会員を増やして将来的な保全活動につなげたい」と語る。

 一方で条約の理念を体現するには同センターの機能強化が必要との指摘もある。現在は職員3人体制だが、日本野鳥の会オホーツク支部の川崎康弘支部長は「濤沸湖の規模を考れば、人員を増員して日常的な調査や来館者対応を行うのが望ましいのでは」と話す。

 14年11月に導入した自主ルールは、特定エリアへの立ち入りに認定ガイドの同伴を義務づけたものの、1年が過ぎた今もガイドを認定できず、実行力がない状態が続く。講習会4回の受講で認定する過程に「少なすぎる」と異論が出たためだ。同センターは本年度中に認定過程を見直し、講習会を再開したい考えだ。

記念イベントも

 8日には同センターで記念行事を開催。午前10時に東京農大生物産業学部の園田武助教による講演会「濤沸湖 汽水域の生物多様性」、午後1時に川崎支部長が講師の探鳥会を行う。申し込みは同センター(電)0152・46・2400へ。(米田真梨子)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doto/1-0198478.html

ttps://archive.is/EuB47
ttps://archive.is/TuSSo
ttps://archive.is/SZ5cI
ttps://archive.is/8miSu
ラウンジ:濤沸湖、ラムサール登録10年【朝日新聞デジタル2015年10月26日】

posted by BNJ at 12:05 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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