2015年11月15日

カラス食べられます 調理法、撃退装置を研究【YOMIURI ONLINE2015年11月15日】(既報1ソース)

カラスの食用化について研究成果を披露する塚原さん(平塚市の吉沢公民館で)
■総合研究大学院大・塚原助教

 害鳥として捕獲したカラスの有効利用に向けて、総合研究大学院大学(葉山町)の塚原直樹助教(36)が、平塚市で食用化などの研究に取り組んでいる。先月下旬には同市で講演会を開き、調理法や撃退装置を紹介した。(鈴木英二)

 同市の土屋地区や吉沢地区には農家や酪農家が多いが、10年ほど前からカラスによる作物や肥料への食害に悩まされ、ここ数年は年間約300羽を捕獲している。塚原さんは昨年4月から同市や地元の協力で、捕獲したカラスの食用化や、音声を使った撃退装置の研究を進めている。

 不吉、迷惑などと嫌われがちなカラスだが、研究の結果、胸肉には現代人に不足しがちな鉄分や亜鉛分が多く、コレステロールが低いなど、栄養面で優れていることが分かった。また、微生物や残留農薬などの検査でも、人の健康に害を与えるような要素はなかったという。

 海外ではフランスやリトアニア、韓国などで食べられている。国内では長野県上田地方に、おからや野菜と混ぜて焼いた「カラス田楽」などがあるが、まだほとんど食用化されていないのが現状だ。そこで、臭みを取り除くために薫製にしたり、赤ワインで煮込んだり、カレーの具材にしたりと、色々な調理法を考案している。

 10月20日に同市上吉沢の吉沢公民館で開かれた講演会では、塩コショウだけで味付けした胸肉の薫製を提供し、地元住民ら約40人が試食。牧場を経営する浜田昌伯さん(60)は「カラスというと、道ばたで猫やハクビシンなどの死体を食い散らかす姿をよく見かけ、良いイメージがない。でも肉はくせもなく、意外とおいしかった」と驚いていた。

 また、カラスの平常時と異常時の鳴き声を組み合わせ、超音波スピーカーで流して追い払う装置も披露した。

 塚原さんは「カラスは高たんぱく、低脂肪で、調理法によっては臭みもなく、おいしく食べられる。将来的には食料危機の際に役立つはず。まずはこうした事実をより広く伝え、カラスのイメージを変えていきたい」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20151114-OYTNT50407.html

住民悩ますカラスを活用 食資源の可能性も【タウンニュース平塚版2015年11月5日】
カラスの燻製を試食する参加者
 吉沢公民館で10月20日、市民セミナー「平塚市で捕獲されたカラスの有効利用と音声を使ったカラス撃退装置の紹介」が開かれた。総合研究大学院大学で、カラスの食資源利用を研究する塚原直樹さんが講演、畜産関係者や農業に携わる約30人が集まった。

 塚原さんは「イメージの悪いカラスを今日の講演を聞いて食べたくなるかどうか実験です」と笑いを誘うと、平塚で捕獲したカラスの安全性は調査済みとしたうえで、胸肉を使ったジャーキーの試食を実施した。カラス肉は高タンパク低脂肪で、コレステロールの排出に欠かせないタウリンが豊富に含まれている。参加者は「鹿肉みたい」「匂いはない」と恐る恐る口に運び、「噛み応えがある」「意外と美味しい」と驚いていた。

 塚原さんは当日、三菱電機と共同開発したカラス撃退用の超音波スピーカーも紹介。カラスが状況に応じた異なる鳴き声を発することを利用し、天敵を威嚇する鳴き声を流してカラスを追い払う仕組みを説明した。

 市担当課によると、報告されているカラスなど鳥獣被害件数の約半数が土沢地区からのもので、畜産用の飼料作物が荒らされたり、乳牛がつつかれて出血したりする被害が出ている。
http://www.townnews.co.jp/0605/2015/11/05/306693.html

ttps://archive.is/ZCdLP
ttps://archive.is/dS4TG

posted by BNJ at 11:49 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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