2015年11月10日

ノスリ:八国見山に 霊園開発地周辺で繁殖 保護団体9羽確認 /神奈川【毎日新聞2015年11月10日】(既報多数)

 秦野市渋沢の八国見山(やくにみやま)南面区域で進む大規模な霊園開発地周辺で、県レッドデータブックで絶滅危惧種に指定されているタカ科「ノスリ」が少なくとも9羽確認されたことが分かった。開発に反対する自然保護グループ「渋沢丘陵を考える会」(日置乃武子代表)メンバーが観察した。1月から始まるとされる繁殖期の求愛やテリトリーを主張するディスプレーも見られたという。

 確認されたのは7日。いずれも霊園開発区域から秦野市、中井町、大井町にまたがる半径約1500メートルの範囲。ペア3組も目撃され、絡んだり離れたり高く舞い上がって急降下するディスプレーを繰り返していたという。同会メンバーは、この日の他に10月25日に3羽、同28日と今月3日に5羽、4日に6羽を確認している。

 八国見山周辺は大磯丘陵の西端を形成する渋沢丘陵の中心部で自然が豊かな場所。県内でこれまでの観察記録から、繁殖期のノスリは丹沢山麓(さんろく)から渋沢丘陵にかけて局地的に生息すると推測されているが、継続的な繁殖はあまり見られないことから生存基盤は脆弱(ぜいじゃく)とみられている。

 霊園開発区域は広さ約20ヘクタールに及び、今春に繁殖したノスリの営巣地が近くにある。開発区域に生い茂っていた落葉広葉樹のコナラ、クヌギの群集林や植林のスギなどは既に伐採され、尾根や中村川源流域の谷も裸地になっている。

 県内で同じ場所と時間帯でノスリ9羽が観察された事例は珍しく、改めて八国見山周辺が県内で最大級の繁殖地であることが確認された。同会は「最も自然が良好だった南面区域を裸地にした開発の影響とみられ、エサ採りや営巣に危機感を持ったノスリが新しいテリトリーを探そうとしているのではないか」と推察している。【高橋和夫】
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20151110ddlk14040340000c.html

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タグ:ノスリ 開発
posted by BNJ at 21:54 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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