2015年11月24日

《ラウンジ》ネットで資金集め増加【朝日新聞デジタル2015年11月24日】(天売島/海鳥)

クラウドファンディングの活用で、天売島の海岸清掃に取り組む「天売島おらが島活性化会議」のメンバーら=同会議提供

■クラウドファンディング、地域活性化に官民模索

■清掃活動・カフェ開店・寝台客車の保存…

 インターネットを通じて小口の資金を集めるクラウドファンディング(CF)=キーワード=の活用が道内でも増えてきた。清掃活動やコミュニティーカフェの開店、スポーツ選手支援……。「ファン」を増やし、地域活性化につなげる手法に育てようと、官民が模索している。

 羽幌町の離島・天売島。日本海に沈む夕日の美しさで知られる島の海岸の清掃費用をネットで募る取り組みが2日から始まった。

 島は100万羽の海鳥がいることで知られるが、人口は320人ほど。北側にあるゴメ岬を中心に長年の漂着物などが散乱しているものの、人手のほかに重機や運搬などの費用がなく、手をつけられなかった。

 「次世代にきれいな海を残したい」。30、40代の島の青年10人でつくる「天売島おらが島活性化会議」が目をつけたのがCFの活用だった。同会議は島の魅力を発信しようと、ウニの缶詰やアワビカレーを商品化した実績がある。

 今回、目標額は30万円で、支援額は「3千」〜「2万円」の6コースを設定。3千円出すと、お礼のメールとポスカードがもらえる。「7千円」はウニ缶が加わり、「1万」〜「2万円」の3コースは、島でウニ採りや星空観察などのツアーが体験できる。20日夕までに目標額の62%にあたる18万6千円を20人が支援を決めた。

 同会議代表理事の斉藤暢(みつる)さん(42)は「島外の人に島を知り、来てもらってファンになってもらい、活性化につなげたい」と話す。

 行政もCF活用に乗り出している。道胆振総合振興局は20日、振興局のキャラクター「いぶりONE」の着ぐるみの更新費用100万円の募集を始めた。

 2011年に生まれたいぶりONEは首や手が動かず、折りたためないため列車にも乗れない。予算がない中で、来春の北海道新幹線の開業に合わせて新たな着ぐるみをつくる資金にCFを頼り、各地に出向いてPRすることにした。

 支援額に応じてキャラクターのブロマイドや管内の観光施設などで優待サービスを受けられる「お礼」をつける。まずは行政が「成功事例」をつくり、「予算不足のNPOなどに広め、CFで得た資金による活動を増やす」(同振興局)狙いがある。

■「共感」が支援の鍵

 市場が拡大するCFも「成功」ばかりではない。

 最後のブルートレイン、寝台特急「北斗星」の客車を保存しようと、大手のCF運営会社のサイトとツイッターで1両の購入と運搬などの費用の支援を呼びかけた事例では、目標に届かなかった。「共感」を広げるには、ネット上のPRとともに、実際に人を集めての説明などを連動させることが有効だという。

 道内を拠点に活動するCFの運営会社「ACTNOW」(札幌市)は道とも連携。旅行業の免許を取得し、CFの案件と関係した地域へのツアーなども企画している。同社の社長で、弁護士の杉山央(ひさし)さん(35)は「お金を集めるだけでなく交流ができるプロジェクトを応援したい。地方の元気につながるはずです」と話している。

 (三上修)

◆キーワード

 <クラウドファンディング> 英語の群衆(クラウド)と資金調達(ファンディング)を合わせた造語で、米国で普及し、東日本大震災の被災者支援で国内でも知られるようになった。矢野経済研究所の推計では、2014年度の新規プロジェクトへの支援額は前年度の6割増の197億1200万円。見返りに商品がもらえる「購入型」や、「貸し付け型」などがある。

■道内に関連するクラウドファンディングの今年の事例

(プロジェクトと目標金額、期限までの達成率)

・711系(赤電)車両の保存(234万円)   176%

・大学カーリング部の強化合宿支援(30万円)  140%

・小樽市でコミュニティーカフェの開店(30万円)108%

・寝台特急「北斗星」の客車保存(925万円)   26%

・羅臼昆布を使った洋菓子作り(50万円)     募集中
http://www.asahi.com/articles/CMTW1511240100012.html

ttps://archive.is/gdZut

posted by BNJ at 11:51 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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