2015年12月03日

コウノトリ新農法 収量増…豊岡市とメーカー 実証栽培【YOMIURI ONLINE2015年12月3日】

苗を植えながら米ぬかをまく田植え機=豊岡市提供
 豊岡市が、稲作のコウノトリ育む農法のうち、無農薬栽培の普及を目指して農機具メーカー「みのる産業」(本社・岡山県赤磐市)と進めている実証栽培の2年間の結果がまとまった。同社が開発した新農法は、従来の無農薬栽培より収量が平均15・5%多く、おいしさの指標・食味値もまずまず。農家の試行栽培でも、悩みの種だった雑草を減らす効果が確認されたという。市は今後、新農法のマニュアルを作り、栽培を促す。

 コウノトリ育む農法には、農薬の使用を抑えた減農薬栽培と、無農薬栽培がある。農協の買い取り価格(概算)は、通常の米と比べ、減農薬で約1・3倍(30キロ当たり7700円)、無農薬で約1・6倍(同1万円)。栽培面積は2005年度の41・7ヘクタールから10年で329・3ヘクタールに増えたが、減農薬が多く、無農薬は27%にとどまる。

 市は、農家へのアンケートから、夏場の除草の苦労が無農薬普及の妨げになっていると分析。除草の手間を省くため、同社の助言を受け、〈1〉根の張りがよいポット苗を使う〈2〉苗を植える際、雑草を抑制する米ぬかを同時にまく田植え機を使う〈3〉雑草の種に太陽光が届かないよう深めに水を張る――など新農法の実証栽培を14年度から市内5地区で始め、通常の無農薬栽培(対照田)と比べた。

 その結果、収量は14年度が22%、15年度が6%、それぞれ対照田より多かった。食味値は14年度は79点(対照田80点)で、15年度は85点(同81点)だった。

 また、15年度は市内の農家16戸に新農法を試してもらい、悪天候で倒伏するなどした4戸を除く12戸中、11戸で雑草の抑制効果が認められた。食味値は平均84点。収量の平均は10アール当たり452キロ・グラムだった。

 参加した農家の中には、これまで無農薬栽培に挑戦しても収量が同200キロ・グラム程度だったところもあり、「過去最高の出来で満足」「省力化になる」「数年後には全て無農薬にしたい」などの感想が寄せられた。

 課題として、中山間地で収量が低い傾向や、食味には7月以降の水管理が影響することも分かった。マニュアルには課題への対処も含める計画。中貝宗治市長は「1、2年でマニュアルを作り、無農薬栽培を一気に広めたい」としている。

 ◇食味値 米・食味鑑定士協会などによると、米に含まれるアミロースやたんぱく質、水分の割合などを基に、おいしさを100点満点であらわした基準。個々の検査機メーカーが、コシヒカリ系の基準米を使って独自に定めている。豊岡市の実証栽培では、JAたじまが所有する検査機を用いて計測した。
http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20151202-OYTNT50277.html

ttps://archive.is/jof4a

タグ:コウノトリ
posted by BNJ at 23:26 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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