2015年12月10日

高知県立のいち動物公園でハシビロコウ“お見合い作戦”始動中【高知新聞2015年12月10日】

 高知県立のいち動物公園(香南市野市町大谷)に2015年春、仲間入りした雌のハシビロコウ「はるる」と、以前からいる雄の「ささ」の“お見合い作戦”が始まっている。国内ではのいち動物公園のほかに4施設でハシビロコウを飼育しているものの繁殖例はなく、飼育員らが手探りでサポートしながら“恋”の行方を見守っている。

 ハシビロコウはペリカンなどの仲間の大型鳥類。アフリカの湿地などに生息する希少種で、「動かない鳥」として人気だ。のいち動物公園では2010年から飼育していた雄2羽のうち、1羽が2014年急死。以前から繁殖に向けて雌を探しており、3月末に「はるる」がやってきた後、“お見合い”の時期を探っていた。

 2羽は当初、屋内外で交互に展示。担当飼育員の小松美和さん(44)によると、4、5月ごろ、「はるる」の存在を感じ取った「ささ」が、巣作りを始めたという。

 気候も涼しくなった10月上旬。お互いの姿がよく見えるようにと、屋内外の展示場を隔てる扉をメッシュ状に変え、“お見合い”がスタートした。

 すると「ささ」は、視線を送り、さらに扉に足をかけて積極的にアプローチするように。「はるる」も遠目から視線を送り、「お互い、気にはしている状態」(小松さん)になったという。

 くちばしをたたき合わせる「クラッタリング」や、お辞儀をするように頭部を上げ下げする行動が出れば好意がある証しというが、ハシビロコウの文献は乏しく、サポートも手探り状態だ。小松さんは「2羽を隔てる寝室の扉もメッシュ状のものに変え、長時間お互いが見えるようにしたい」と話している。

 【写真】“お見合い中”の「はるる」=右=と「ささ」 (県立のいち動物公園提供)
http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=348751&nwIW=1&nwVt=knd

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