2016年01月08日

ハゲワシが「毒殺」で激減、絶滅の危機に【日経BPネット2016年1月8日】

死んだヌーの気管を食べるマダラハゲワシ。嫌われ者のハゲワシは実は働き者で、彼らが動物の死骸をたいらげてくれるおかげで、害虫の発生や病気の広がりが防がれている。(Charlie Hamilton James/National Geographic)
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自然界の大食い・早食いチャンピオン?
 イメージとは裏腹に、ハゲワシたちには誇るべき特徴がいくつもある。ほかの動物を殺すことはめったになく、つがいは協力して子育てをすることがわかっている。そして何より重要なのは、生態系の維持に不可欠な役割を果たしていることだ。動物の死骸を素早く片づけ、有機物の分解・再利用を助ける働き者なのだ。

 ある推定によると、セレンゲティ国立公園のハゲワシたちがこれまでに食べてきた肉の総量は、この土地のすべての肉食哺乳類を合わせたよりも多いという。しかも彼らは早食いで、肉1キロをわずか1分ほどで食べ終える。大きな群れなら、シマウマ1頭をたいらげるには30分もあれば十分だ。ハゲワシたちがいなければ、腐臭を放つ死骸が長く放置され、害虫が大発生したり感染症が広がったりすることになる。

死んだヌーの気管を食べるマダラハゲワシ。嫌われ者のハゲワシは実は働き者で、彼らが動物の死骸をたいらげてくれるおかげで、害虫の発生や病気の広がりが防がれている。(Charlie Hamilton James/National Geographic)
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自然界の大食い・早食いチャンピオン?
 イメージとは裏腹に、ハゲワシたちには誇るべき特徴がいくつもある。ほかの動物を殺すことはめったになく、つがいは協力して子育てをすることがわかっている。そして何より重要なのは、生態系の維持に不可欠な役割を果たしていることだ。動物の死骸を素早く片づけ、有機物の分解・再利用を助ける働き者なのだ。

 ある推定によると、セレンゲティ国立公園のハゲワシたちがこれまでに食べてきた肉の総量は、この土地のすべての肉食哺乳類を合わせたよりも多いという。しかも彼らは早食いで、肉1キロをわずか1分ほどで食べ終える。大きな群れなら、シマウマ1頭をたいらげるには30分もあれば十分だ。ハゲワシたちがいなければ、腐臭を放つ死骸が長く放置され、害虫が大発生したり感染症が広がったりすることになる。

農業が最大の脅威
 実のところ、アフリカのハゲワシの生存を脅かす最大の元凶は農薬だ。農業はケニアの第2の産業で、病害虫を防ぐために長年農薬を使用してきた。毒性の強い農薬も、いつでも無許可で驚くほど安く買える。ケニア、ウガンダ、タンザニアで流通していた農薬のカルボフランが問題になり、製造元のFMC社はこれを回収した。南アフリカでも販売が中止されたが、ジェネリック薬は今でも手に入る。

 地域の住民は、こうした農薬は安価で効き目があり、肉食動物に忍び寄って、やりで殺すのに比べて、危険が少ないということをよく知っている。ケニアの検察当局はこれまでハゲワシの毒殺を立件したことがない。

「肉食動物の毒殺は文化の一部なのです」と、オガダは肩をすくめる。先住民は家畜を守るために肉食動物を殺してきた。入植者の子孫も安価な農薬を持ち込み、これまでに300年以上も肉食動物を殺してきたのだ。
http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/332460/010600056/
http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/332460/010600056/?ST=ecology&P=2
http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/332460/010600056/?ST=ecology&P=3

ハゲワシ “嫌われ者”の正体【ナショナルジオグラフィック日本版2016年1月】
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/magazine/16/122100004/122100003/

ttps://archive.is/6qnxo
ttps://archive.is/JU197
ttps://archive.is/AelZw
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タグ:ハゲワシ
posted by BNJ at 21:04 | Comment(0) | 海外の鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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