2015年12月23日

飯田市立動物園 北欧産のライチョウ飼育へ 「日本産」保全につなげたい /長野【毎日新聞2015年12月23日】

 国の特別天然記念物で絶滅危惧種に指定されているニホンライチョウの保護に役立てようと、飯田市立動物園は来年1月から近縁種の「スバールバルライチョウ」の飼育に取り組む。南アルプスはニホンライチョウ生息地の南限で近年個体数が減少しており、同動物園は生態を研究して保全につなげたい考えだ。一般公開も予定している。【湯浅聖一】

 ニホンライチョウはかつて南北中央アルプスに生息していたが、キツネやテンなどの捕食動物の増加や、ニホンジカや猿などが餌の高山植物を食べ荒らす植生破壊が進んで減少。1980年代の3000羽から2000羽以下になり、南アルプスでは300羽程度とも言われている。

 今回の同動物園の計画は、近縁種であるスバールバルライチョウの飼育・繁殖技術をニホンライチョウの保護に活用する環境省などの「生息域外保全」事業の一環。飼育員が発案し、「学術的にも意義がある」と導入を決めた。全国では上野動物園(東京)など8園、県内では長野市の茶臼山動物園と大町市の市立大町山岳館の2園で取り組んでいる。

 スバールバルライチョウは北欧ノルウェーに生息。成鳥は体長35〜40センチ、体重650〜1000グラムになる。冬季は羽毛が白色だが、夏季には黒褐色に変わるのが特徴。

 飯田市立動物園は1月中旬ごろ、いしかわ動物園(石川県能美市)から雄雌の成鳥2羽を譲り受ける予定だ。クジャクを育てていた飼育舎を改修し、冷房施設を設置。2月上旬には一般公開する予定。長良健次園長は「生息数減少の歯止めになるよう貢献したい。地域に対しては環境教育、動物愛護の理解を深める一助になればいい」と話した。
http://mainichi.jp/articles/20151223/ddl/k20/040/237000c

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飯田市立動物園、スバールバルライチョウの飼育を計画【信濃毎日新聞2015年12月15日】

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