2016年01月16日

「少ない」カモ類 諏訪湖で調査【長野日報2016年1月16日】(カワアイサ/鳥害)

 諏訪湖と周辺の13河川で15日朝、県諏訪地方事務所職員と県鳥獣保護員がカモ類の数を調べたところ、確認個体は2074羽となり、前年同期より700羽ほど少ない結果になった。湖面に全く氷が張っていない状況下での調査は2007年1月以来8季ぶりで、この時の確認数(5439羽)に比べると半数以下の水準。一部の保護員からは暖冬で渡り鳥が南下してこないことや、船による追い払いの影響が要因として挙がった。

 潜水してワカサギを食べるとして、漁業関係者が追い払うカワアイサは722羽と半減した。湖面が氷で覆われると都合が悪くなるため、広範囲が結氷していると数は減るが、今回は逆転現象が起きた形だ。07年1月の確認数は2333羽に上っていた。

 確認した10種のうち、カワアイサを含む7種が前年より減少。また、コハクチョウは13羽にとどまり、1993年以降で最少となった。水鳥が集まる岡谷市の横河川河口を含め、湖の東岸を回った高橋桂さん=下諏訪町=は「保護員をやって10年以上になるが、今年は非常に少なくてびっくりした」と話した。

 日本野鳥の会諏訪の会長でもある保護員の林正敏さん=岡谷市=によると、要因の一つは暖冬で、日本海側の雪が少なかったり、凍るべき湖が凍らず餌を取れる環境にあるため、諏訪湖周辺に飛来してこないという。ただ、個人的見解と前置きした上で「主要因は船による湖面での追い払い。対象種以外にも影響を与えている」と指摘。「諏訪湖は水鳥が多く『鵞湖』と呼ばれたが、その名を返上しなくてはならないぐらい環境が変わった」とした。

 同じく保護員の篠崎知明さん=諏訪市=は「カワアイサは貴重な鳥」と述べ、追い払いに疑問を投げかけた。

 諏訪湖漁協の藤森貫治組合長は「カワアイサについては追い払い効果が出ているかもしれないが、その他の種には重圧を掛けないように追っており、数の少なさは気象的要因だ」と反論。「ワカサギが食べられて採卵事業が2年連続で失敗すれば、組合員の生活のほか、諏訪湖産の卵を頼りにしている全国140湖沼に影響が出る。理解してほしい」と話した。

 調査は毎年6、10、1月に実施。1月は環境省の全国調査を兼ねている。
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=36098

ttps://archive.is/I7Ufb
諏訪湖で銃猟 求め意見書 漁協「ワカサギ採卵 水鳥捕食で激減」【信濃毎日新聞2015年9月8日】(カワアイサ)

posted by BNJ at 22:16 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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