2016年01月24日

市貝町長つづる 沖縄知る本【YOMIURI ONLINE2016年1月24日】(サシバ)

 ◆大田元知事 交流きっかけ

 市貝町の入野正明町長(55)が沖縄の歴史や自然についてつづった本「サシバのさっちゃん親子の琉球ワタイ旅」が出版された。町のキャラクター「サシバのさっちゃん」が語り手になり、太平洋戦争の沖縄戦や現在まで教える内容で、沖縄が抱える問題が分かりやすく伝わってくる。

 入野町長の妻めぐみさん(42)は沖縄県出身で、めぐみさんの祖父が戦艦大和の乗員の一人として命を落としたこと、大田昌秀・元沖縄県知事と知り合い、沖縄戦についての資料を預かったことなどが執筆のきっかけという。

 記者経験があり、武士のあだ討ち事件に題材をとった歴史小説「瑠璃色の絆」などの著書がある入野町長は、公務に支障が出ないよう午前3時起床を続けた。3か月ほどで原稿用紙約380枚を書き上げ、那覇市の新星出版から刊行された。

 本のタイトルの「ワタイ旅」は沖縄の方言で「渡り旅」のこと。同町に多数飛来するタカ科の渡り鳥サシバが南西諸島や東南アジアなどを越冬地にすることから、町に飛来した母鳥の「サシバのさっちゃん」と町で生まれ育った2羽の子鳥「いっちゃん」「かいちゃん」が、秋に南に向かうところから物語は始まる。

 3羽は、宮古島まで南下した後、ヤンバルクイナで有名な沖縄本島北部の国頭村くにがみそんを越冬地に決める。沖縄の貴重な自然環境について、さっちゃんが子鳥たちに語り、本島中央部の米軍普天間飛行場まで飛ぶと、飛行場ができた経緯や移設問題、米軍基地が沖縄に集中する現状を伝える。

 圧巻は、3羽が首里城まで南下、さっちゃんの母「しぃ婆ばぁ」から教わった沖縄戦を話す場面。子鳥の質問に答えながら、さっちゃんが沖縄の人たちの悲劇について語りかける。

 「書き始めたら、自然に物語が展開していった。子どもから大人まで楽しく読んでいただけたら」と入野町長。本を読んだ大田元知事は「サシバの親子がユーモラスなやりとりをしながら問題の奥底まで解き明かそうしている。分析力と筆力に驚いた」と話していた。
http://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/news/20160123-OYTNT50386.html

ttps://archive.is/yt7vr

posted by BNJ at 11:58 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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