2016年01月29日

福島)ハクチョウ、猪苗代湖に戻る 暖冬で一時激減か【朝日新聞デジタル2016年1月29日】

暖冬で猪苗代湖を去ったハクチョウが、最近の冷え込みでようやく戻ってきた

 猪苗代湖にハクチョウの群れがようやく戻ってきた。例年だと1月は1千羽以上が集まるが、今年は一時、200羽ほどに激減していた。なぜハクチョウは消えたのか? 専門家は暖冬の影響を指摘する。

 「消えたり、戻ったり。こんなことは初めてだ」。ハクチョウを長年観察している「猪苗代湖の自然を守る会」の会長で学芸員の鬼多見(きたみ)賢さん(68)も驚く。同会によると、今シーズンにハクチョウが初めて飛来したのは昨年10月初め。いつもの年は冷え込みが増すにつれて数が増え、年明けに1千〜1500羽に達する。ところが、12月中旬に約700羽いたのが、今年1月初めには約200羽に激減していた。

 鬼多見さんは、ハクチョウが集まらなかった原因を「暖冬によるえさ不足」と説明する。水温上昇によって水辺にヨシが増殖し、マコモやガマといったハクチョウのえさが減った。そのため、猪苗代湖に寄ったハクチョウがえさを求め、飛び立っていったという。

 湖を離れたハクチョウは会津地方や郡山市に分散し、川沿いの水草や水田の落ち穂をついばんでいたという。「少雪の冬だから、水草や落ち穂を見つけやすかったんだろう」と鬼多見さんは話す。だが、1月中旬から気温が平年並みに冷え込むようになり、まとまった雪が川べりや水田を覆うようになると、ハクチョウは再び猪苗代湖に戻ってきた。今月16日、同会は湖で約1千羽を確認した。

 記録的な暖冬に振り回されるのは人間だけではなかった。鬼多見さんは「湖は例年よりえさが少なく、ハクチョウは大変だろう。でも、えさを求めて一生懸命に生き抜く姿はたくましいね」と話している。(池田拓哉)
http://www.asahi.com/articles/ASJ1V63YFJ1VUGTB00P.html

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posted by BNJ at 11:40 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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