2016年02月03日

「世界農業遺産」国内から新たに3地域:KODOMO【YOMIURI ONLINE2016年2月3日】(長良川鵜飼)

イラスト・スパイスコミニケーションズ(小倉治喜)
 国連食糧こくれんしょくりょう農業機関きかん(FAO)の「世界農業遺産いさん」の新たな登録とうろく地を決める国際会議こくさいかいぎが12月15日、ローマで行われ、国内から新たに3地域ちいきが選えらばれました。

 今回、認みとめられたのは、アユ漁りょうと美しい川を守ることとの両立りょうりつを訴うったえた「清流せいりゅう長良川ながらがわの鮎あゆ」(岐阜ぎふ)、斜面しゃめんを梅林ばいりんに利用りようする「みなべ・田辺たなべの梅栽培うめさいばい」(和歌山)、焼やき畑はたや棚田たなだなどを組み合わせた「高千穂郷たかちほごう・椎葉山しいばやまの山間地農林業」(宮崎みやざき)です。

国連が認定

 農業遺産は、昔から行われ次の世代に受うけ継つがれるべき農業のやり方や文化などを守る目的もくてきで、2002年から始まりました。これまで14か国の32地域が認定にんていを受け、日本では「静岡しずおかの茶草場ちゃぐさば農法のうほう」(静岡)、「トキと共生きょうせいする佐渡さどの里山」(新潟にいがた)などが選ばれており、これで国内の登録地は8地域となりました。

 「清流長良川の鮎」(岐阜)は、伝統的でんとうてきな漁や川のまわりの文化が認められました。地元では、水質すいしつ保全活動によってきれいな川を守りつつ、伝統的なアユ漁を行う人々の生活を「長良川システム」と名づけ、認定を目指してきました。飼かいならした水鳥の鵜うを使ったアユ漁も行われています。

 「みなべ・田辺の梅栽培」(和歌山)の特徴とくちょうは、長い年月を経へても続つづけられるよう工夫くふうした森林運営うんえいです。この地域での梅栽培は江戸えど時代初期から400年以上いじょう続くとされています。山の斜面を梅林として利用したり、まわりに薪まきや炭にする木を植えたりして、山に水をためる力を維持いじしています。

 「高千穂郷・椎葉山の山間地農林業」(宮崎)では、伝統的な焼き畑農業が行われています。また、それぞれの農家が棚田での稲作いなさくや肉用牛、シイタケの生産せいさんなどを行い、森の資源しげんを守ることと農林業を両立させています。

 農業遺産に登録されると、伝統や文化を引ひき継ついでいくことが求められる一方で、観光客かんこうきゃくが増ふえることなども期待されます。
http://www.yomiuri.co.jp/kodomo/newspaper/weekly/20160123-OYT8T50009.html

ttp://archive.is/9DPY0

posted by BNJ at 11:24 | Comment(0) | 鳥獣狩猟ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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