2016年02月09日

ナベヅル 越冬ならず◇四万十市の保護団体 「来季こそは」【YOMIURI ONLINE2016年2月9日】

 四万十市で昨年秋、過去最多の飛来数が確認され、越冬が期待されていたナベヅルが1月1日以降、1羽の定着も確認できず、今季も越冬しない見通しとなった。同市でのツルの越冬地づくりに取り組む保護団体「四万十つるの里づくりの会」の佐伯達雄事務局長は「今季は残念だったが、来季こそ越冬するよう準備を進めたい」と話している。(広浜隆志)

 同会によると、今季は昨年10月29日に29羽が飛来したのが最初で、11月11日には観察記録が残る2008年以降では最多となる239羽を確認した。同会は、越冬の可能性が十分あるとみて、飛来地周辺に看板を立てたり、新聞に折り込みチラシを入れたりして、市民に「静かに見守ってほしい」と呼びかけた。

 その後は、同月15日の狩猟解禁に伴って猟銃の発射音がしたり、12月1日の落ちアユ漁の解禁で、ねぐらの四万十川の浅瀬に人の出入りがあったりして、多くのナベヅルが飛び立ったが、十数羽は残り、2羽が越冬した13年以来の越冬に向けて期待が高まっていた。

 しかし、今年1月1日、同市森沢の田んぼで餌をついばむ群れを同市不破のアマチュア写真家夕部眞一さん(62)が撮影したのを最後に姿が確認できなくなった。愛媛県西予市に移動したとみられる。その後、同月25日に19羽が一時飛来したが、定着しなかった。

 ナベヅルは、世界の9割が、鹿児島県・出水地方で越冬しているという。環境省などは、鳥インフルエンザなどの感染症による大量死を防ぐため、四万十市や山口県周南市、佐賀県伊万里市などで、越冬地の分散化に取り組んでいる。
http://www.yomiuri.co.jp/local/kochi/news/20160208-OYTNT50130.html

ttp://archive.is/B8qco

posted by BNJ at 21:53 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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