2016年02月11日

野田市のコウノトリ、「托卵作戦」で強い種存続 千葉【産経ニュース2016年2月11日】(既報1ソース)

 ■他地域の飼育施設と卵交換、放鳥へ

 昨年コウノトリの初放鳥を行った野田市では、夏にも2年連続の放鳥が予定されている。今回は、卵を交換してもそのまま育てる鳥の習性「托卵(たくらん)」を利用し、市内で飼育するコウくん(雄10歳)、コウちゃん(雌20歳)ペアから誕生した卵と、他地域の飼育先進施設の卵を交換。この卵から孵化(ふか)した幼鳥を大空に放つ計画だ。他の血統を入れることで同系統の交配による遺伝的な弊害を避け、繁殖の実現を目指す狙いがある。

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 コウノトリ復活を目指す野田市は、平成24年に東京都日野市の多摩動物公園から譲り受けたコウくん、コウちゃんを三ツ堀の「こうのとりの里」で飼育している。翌25年から2世誕生が続き、昨年は3羽が誕生して7月に初めて放鳥された。

 このペアからは今年も今月8、10日に1つずつ産卵が確認された。だが、放鳥、野生化に成功しても野田周辺のコウノトリが単一の系統になるという問題がある。そこで、今年は産卵から20日ほどで有精卵であることを確認した後、他の飼育施設の有精卵と交換することにした。

 交換先は、実績がある兵庫県豊岡市の「県立コウノトリの郷公園」が有力という。交換する卵は2、3個を予定している。

 野田市によると、昨年7月に放鳥された3羽のうち、雌の「愛」は、昨年12月に茨城県神栖市内の送電鉄塔への衝突事故で死亡したが、9日現在、雌の「未来」は岡山県倉敷市、雄の「翔」は高知県大月町周辺を元気に飛んでいる。

 コウノトリは帰巣本能が高いとされ、未来と翔も野田に戻ることが予想される。托卵から生まれたコウノトリも野田をふるさととするはずで、将来的に未来、翔とペアとなることが期待される。
http://www.sankei.com/region/news/160211/rgn1602110071-n1.html

コウノトリ 野田市、4年連続産卵 将来の近親交配回避、初の托卵計画 兵庫・豊岡の施設と交換へ  /千葉【毎日新聞2016年2月9日】
 国の特別天然記念物・コウノトリの野生復帰に取り組む野田市の飼育施設「こうのとりの里」で8日、4年連続の産卵が確認された。同市は将来の近親交配を避けるため、有精卵を他の施設と交換して別のペアにふ化させる「托卵(たくらん)」に今年初めて取り組むことにしており、この卵は兵庫県豊岡市の「県立コウノトリの郷公園」に送られる。

 産卵が確認されたのは、2012年から飼育されている雄のコウくんと雌のコウちゃんのペア。8日午前8時45分、飼育員が見つけた。このペアからは3年間で計15個の卵が産まれ、9羽のヒナが誕生している。

 コウノトリは一度、故郷を離れても戻ってくるケースが多く、将来的には同じペアから生まれた鳥が「こうのとりの里」周辺に里帰りして集まり、近親交配が起きる可能性がある。これを避けるため、市は別のペアの卵と交換してふ化させる「托卵」に今年から取り組むことにした。

 卵は産まれてから20日前後で入れ替えられる予定。しかし、豊岡と産卵のタイミングが合わない場合や、交換してもふ化しないことも考えられる。野田市は今年も2〜4羽の放鳥を計画しており、豊岡との交換でうまくいかない場合は、多摩動物公園(東京都日野市)から有精卵を譲り受けてふ化を目指す方針だ。

 托卵による繁殖は昨年、福井県越前市でも試みられ、2羽が順調に育ち、放鳥されている。

 野田市が昨年7月に放鳥した2羽は現在、岡山県と高知県を活動の場としている。一方、2年前に誕生した雌の2羽も兵庫県豊岡市で、自然復帰を目指して訓練を受けている。根本崇市長は「時間はかかるかもしれないが、将来、この地域で巣作りしてくれることを期待している」と語った。【橋口正】
http://mainichi.jp/articles/20160209/ddl/k12/040/168000c

ttp://archive.is/U8mgc
ttp://archive.is/acLRU
千葉)コウノトリ放鳥、今年も2―3羽を計画 野田市【朝日新聞デジタル2016年1月29日】

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