2016年02月11日

海鳥繁殖地にドブネズミ 北海道・天売島、環境省が確認【どうしんウェブ2016年2月11日】

天売島の海鳥繁殖地。ドブネズミの生息が確認され、貴重な海鳥を襲う恐れがある(北海道海鳥センター提供)
 【天売】「海鳥の楽園」として知られる留萌管内羽幌町の天売島で、貴重な海鳥を襲う恐れのあるドブネズミが海鳥繁殖地に生息していることが環境省羽幌自然保護官事務所の調査で分かった。島では海鳥保護を目的に、環境省や羽幌町が野良猫を減らす捕獲事業を進めており、島民には猫の捕獲と関係があるのではとの見方がある。昨年秋には、ドブネズミが畑の作物や漁具を荒らす被害が急増しており同事務所は今春、生息の実態調査に乗り出す。

 ドブネズミが確認されたのは島南西部の白磯、浜座敷、カブト岩対岸の3カ所で、絶滅危惧種のウミスズメやケイマフリなどの繁殖地。カモメやカラスなど海鳥の捕食者調査の一環で、羽幌自然保護官事務所が昨年7月下旬から9月初め、赤外線センサー付カメラを1カ所に2台ずつ設置したところ、3カ所すべてで計262回ドブネズミの姿を捉えた。海鳥を襲った例は確認できなかった。

 道環境科学研究センターが1993、94両年に海鳥繁殖地である島南西部の赤岩地区で行った調査で、ドブネズミを各1匹捕獲したことがあるが、その後は確認されていなかった。複数箇所で確認されたのは今回が初めて。

 ドブネズミは、ネズミ科クマネズミ属の大型のネズミで、体長20センチ前後。もともと天売島には生息しなかったが、人の定住とともに移入したとされる。雑食で肉や魚を好み、海鳥の卵やヒナを捕食する恐れは強い。

 島内では昨年10月ごろから市街地でも出没が目立ち、被害も相次いだ。住宅の中を走り回り、ジャガイモなどの作物を食い荒らしたほか、漁船に侵入したり、漁網を食い破ったりした例もある。羽幌町は今月から島民に捕獲かごを無料で貸し出し、駆除している。

 ネズミの出没が増えた理由ははっきりしないが、島民の間では「天敵の猫が減ってネズミがすみやすくなったのでは」との臆測が飛び交う。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0233646.html

ttp://archive.is/z1VUa

タグ:天売島
posted by BNJ at 21:07 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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