2016年02月27日

新種恐竜化石と判明、勝山で発掘 羽毛恐竜の小型獣脚類、学名発表【福井新聞ONLINE2016年2月27日】(鳥類進化/他2ソース/既報4ソース)

実物大の全身骨格パネルを前に、福井県勝山市で発掘された新種の恐竜「フクイベナトール・パラドクサス」を発表する福井県立恐竜博物館の東特別館長=26日、福井県庁

 福井県勝山市の福井県立恐竜博物館は26日、同市北谷町杉山の約1億2千万年前(白亜紀前期)の手取層群で2007年に発掘された羽毛恐竜の小型獣脚類の化石が、マニラプトル形類の新属新種と公式に認定され、学名を「フクイベナートル・パラドクサス」と付けたと発表した。原始的な羽毛恐竜の特徴と、鳥類に近い進化的な特徴を併せ持つ極めて特異な種。同館は、鳥の起源である羽毛恐竜の進化を解明する上で、貴重な指標になり得るとしている。

 福井県立大恐竜学研究所の東洋一特任教授と同博物館の今井拓哉研究職員ら6人の共同論文が23日、英国のオンライン学術雑誌「サイエンティフィック・レポート」に掲載された。

 学名の意味は「逆説の福井の狩人」。「パラドクサス」は「逆説」を意味するラテン語で、羽毛恐竜の中で原始的な種でありながら進化的な特徴も持つことに由来する。「ベナートル」は「狩人」の意味で、主に獣脚類の学名に使われる。国内で発見された恐竜化石で学名がついたのは7例目、県内では5例目。

 研究の結果、現生鳥類に匹敵する聴力を持ち、前肢の長さや、頭の骨の形状も鳥類に近い特徴があることが判明。一方で大腿(だいたい)骨や肩の骨などに原始的な特徴が見られ、羽毛恐竜としては初期段階の種として位置付けられることが分かった。歯や首の骨の形状から、雑食性だったと考えられている。

 化石は同一個体の上顎(じょうがく)骨、頸椎(けいつい)など約160点で、全身の約70%に当たる。同一個体の骨がこれだけ多く見つかるのは、国内で初という。推定全長は、約1・3メートルのしっぽを含め2・45メートル。鳥類のような体を軽くする構造が骨にあったと考えられ、体重は25キロと推定される。大人になりかけの亜成体の個体という。

 26日から同博物館の常設展示コーナーで、実物化石などを展示している。
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/90247.html

小型恐竜の化石 新種と確認 鳥への進化解明に期待 福井【毎日新聞2016年2月27日】
フクイベナートル・パラドクサスの生体復元模型(荒木一成氏作成)=福井県庁で2016年2月26日、村山豪撮影
 福井県立恐竜博物館は26日、同県勝山市にある白亜紀前期(約1億2000万年前)の地層「手取(てとり)層群北谷層」で2007年に見つかった小型恐竜の化石が新種と確認されたと発表した。恐竜から鳥類へと進化が始まった初期段階に当たる種といい、進化の過程や生態の解明につながる成果としている。

 調査にあたった東洋一特別館長らは学名を「フクイベナートル・パラドクサス」と命名。論文が英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」(電子版)に掲載された。新種恐竜の認定は国内7例目で、うち5例の化石が福井県で発見された。

 今回の化石は約160点あり、獣脚類(二足歩行恐竜)1頭の約7割分とみられる。骨格から全長2.45メートル、体重25キロの成長途中と推定。前脚は3本指といった特徴から、小型が多く、恐竜で羽毛を初めて獲得したとされるコエルロサウルス類に分類した。

 頭骨化石を基に、聴力や平衡感覚をつかさどる器官(内耳)から脳にかけての構造を復元したところ、ほぼ鳥類のものへと進化した部分とそうでない部分が混在。肩甲骨や大腿(だいたい)骨の形は、コエルロサウルス類の中でも最も原始的なマニラプトル形類に似ていた。頸椎(けいつい)が11個以上と首が長く、円すい型の歯を持っていたという。

 化石は27日から同館で展示される。【村山豪】
http://mainichi.jp/articles/20160227/k00/00m/040/180000c

福井で発見の化石は新種、鳥になれなかった恐竜【YOMIURI ONLINE2016年2月27日】
新種「フクイベナートル・パラドクサス」の復元模型(制作・荒木一成氏)

実物化石の一部
 福井県立恐竜博物館は26日、同県勝山市で見つかった白亜紀前期(約1億2000万年前)の恐竜化石が、新種だったと発表した。

 二足歩行の獣脚類だが、鳥の特性も持つという。学名は「フクイベナートル・パラドクサス」と命名された。国内で見つかった新種の恐竜は7種目。

 化石は2007年、歯が残る顎や頸椎けいついなど計約160点が発掘された。全長2・5メートル、体重約25キロと推定され、ティラノサウルスで知られる獣脚類と判明、英国の科学誌にも掲載された。

 肩甲骨や大腿だいたい骨などは同種の中で初期の骨格だったが、内耳を復元したところ、蝸牛かぎゅうと呼ばれる聴覚器官の大きさの比率が鳥類に匹敵していた。現在の鳥と同程度の聴力があったとされる。翼に近づく過程とみられる長い前脚も鳥類の特徴に似ていた。

 原始的な部分と進化した部分を持つことから、ラテン語で「逆説的な福井の狩人」を意味する学名が付けられた。恐竜博物館の東洋一特別館長は「最終的に鳥になれなかった」と話す。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160227-OYT1T50073.html

福井で新種の恐竜化石発見 二足歩行の獣脚類 学名「フクイベナートル」は鳥のご先祖【産経WEST2016年2月26日】
フクイベナトールの復元模型(荒木一成氏作成、福井県立恐竜博物館提供)
 福井県勝山市で約1億2千万年前(白亜紀前期)の地層から見つかった恐竜の化石が新種と分かり、同県立恐竜博物館が26日発表した。2足歩行で肉食の「獣脚類」の小型で、鳥の祖先に当たるコエルロサウルス類。恐竜が鳥類に進化する過程の解明が期待できるという。東洋一特別館長ら6人の論文が英国の電子版科学誌に掲載された。

 化石は平成19年8月に見つかり、上あごや頭骨(脳函(のうかん))、頸(けい)椎、肩甲骨など全身骨格の7割分に当たる約160点。成長途中の段階とみられ、全長2・45メートル、体重25キロと推定。歯がこれまでに見つかっている獣脚類ののこぎり形とは異なり、円錐(えんすい)形という点で新種と判定された。

 長い首や靱帯(じんたい)があり、鳥類と同じくらい敏感な聴覚である一方、平衡感覚をつかさどる三半規管は獣脚類の特徴で、羽毛を獲得した最初の獣脚類であるコエルロサウルス類に分類した。

 学名は「フクイベナートル・パラドクサス」。ラテン語で「逆説の福井の狩人」の意味で、進化的な特徴と原始的な特徴とをあわせ持っていることから名付けたという。

 東特別館長は「鳥の起源といわれるコエルロサウルス類の進化の理解に大きく貢献する」と話した。化石は同博物館で展示される。
http://www.sankei.com/west/news/160226/wst1602260077-n1.html

福井で新種恐竜化石 鳥類への進化解明に期待【共同通信2016年2月26日】
 福井県立恐竜博物館は26日、07年に見つかった恐竜の化石が、新種の恐竜と判明したと発表した。恐竜が鳥類に進化する過程の解明が期待できるという。(同博物館提供)
http://www.47news.jp/PN/201602/PN2016022601002465.html

福井で発見の恐竜化石は新種 現代の鳥類並みの聴力【朝日新聞デジタル2016年2月26日】
フクイベナートル・パラドクサスの復元模型=造形作家荒木一成さん制作、福井県立恐竜博物館提供

 福井県立恐竜博物館は26日、同県勝山市で2007年に化石で見つかった小型獣脚類の恐竜が新種と判明し、「フクイベナートル・パラドクサス(逆説の福井の狩人)」と学名を付けたと発表した。国内で見つかって学名が付いた恐竜は7種目、福井県では5種目、獣脚類では2種目。

 化石は07年8月、勝山市北谷町の白亜紀前期(約1億2千万年前)の地層から約160点が見つかった。同一個体の全身骨格の7割がそろい、全長2・45メートル、体重25キロと推定される。

 鳥類の起源とされ、羽毛があるコエルロサウルス類のうち、原始的なマニラプトル形類に属するが、内耳の聴力をつかさどる器官が発達し、現代の鳥類に匹敵する聴力があったとみられる。また肉食の多くの獣脚類が持つぎざぎざした「鋸歯(きょし)」がなく、円錐(えんすい)形の歯であることなどから雑食だったと考えられるという。

 東(あずま)洋一・特別館長ら6人が共同執筆した論文が、23日付の英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された。東特別館長は「鳥の起源とされるコエルロサウルス類の進化過程を理解する上で重要な資料だ」と話した。(影山遼)
http://www.asahi.com/articles/ASJ2T5QKYJ2TPGJB00W.html

福井で新種恐竜=全身に羽毛、小型獣脚類【時事通信ニュース2016年2月26日】
福井県勝山市で見つかった新種の小型恐竜「フクイベナートル・パラドクサス」の復元模型(荒木一成氏制作、福井県立恐竜博物館提供)
 福井県立恐竜博物館と福井県立大は26日、同県勝山市で発掘された恐竜の化石が、新属新種の小型獣脚類だったと発表した。原始的な部分と進化した部分を併せ持っており、学名は「逆説の福井の狩人」を意味する「フクイベナートル・パラドクサス」と命名された。
 県立大の東洋一特任教授は「獣脚類が鳥になり始めた頃の一種。フクイベナートルは鳥になり損ねた」と説明している。国内で新種の恐竜が見つかったのは7例目。論文は英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。
 東特任教授によると、フクイベナートルは推定で全長約250センチ、体重約25キロ。2007年8月、勝山市北谷町杉山の白亜紀前期(約1億2000万年前)の地層から、頭骨や肩甲骨、大腿(だいたい)骨など同一個体の化石約160点が見つかった。全身の7割以上が残り、保存状態は極めて良いという。

福井県勝山市で見つかった新種の小型恐竜「フクイベナートル・パラドクサス」の全身復元骨格(福井県立恐竜博物館提供)
 全身に羽毛があり、これまでの獣脚類にはなかった二股に分かれた頸椎(けいつい)などが特徴。現在の鳥並みの聴力を持つ一方、肩甲骨や大腿骨の形は鳥の起源「コエルロサウルス類」の原始的なタイプに似ている。ティラノサウルスなどの獣脚類は一般的には肉食性だが、新種は首が長く雑食性と推定される。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201602/2016022600670&g=soc

ttp://archive.is/VCzTb
ttp://archive.is/4CvvM
ttp://archive.is/0w9Si
ttp://archive.is/03R0j
ttp://archive.is/fE791
ttp://archive.is/fmo5F
ttp://archive.is/9xDTu

posted by BNJ at 12:24 | Comment(0) | 鳥類一般ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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