2016年03月08日

海鳥の決定的瞬間撮った!目にするだけで幸運な「クロサギ」、奇抜な「道化師ガモ」、餌の魚巡る「ヒメウ」のバトルも【産経WEST2016年3月8日】

獲物を巡って争奪戦を演じるヒメウ。魚はグロッギー気味だ
 鳥取県米子市など県西部沖の冬の日本海は、ユニークな海鳥が出現する知られざる観察スポットだ。英名で「道化師ガモ」と呼ばれるシノリガモや、頭上で冠状の羽根がなびくウミアイサが奇抜な容姿を披露。珍しいヒメウ2羽が、獲物の魚を巡ってバトルを演じ、全身が黒いクロサギが飛来するなど興味が尽きない。(山根忠幸)

 荒れた日本海が静まる数日が、海鳥たちを観察する絶好のチャンス。海底で息を潜めていた魚たちが浮かび上がり、波でちぎれた海藻が漂うと、餌を探す海鳥が眼前に現れる。

 待つこと数時間。冬鳥シノリガモ約15羽の群れが、沖合から潜水を繰り返しながら海岸に接近。餌は貝類などだが、海藻もくわえている。多くが北日本で越冬するが、一部は西日本にもやってくる。

 鮮やかな色彩の雄は、体の随所にある白いラインが際立ち、その姿から英名は「道化師ガモ」という。群れには雄が多く、まるで道化師の集団だ。雌は全体が黒褐色で、地味な装い。ロシア極東などでの繁殖に備え、すでに熱々のカップルも成立していた。

 突然、海面が波打ち、ヒメウのバトルが始まった。

 くちばしに捕らえた魚が激しく抵抗し、苦戦するヒメウ。それを見たもう1羽が、猛然とダッシュし、横取りを仕掛けた。魚は、体長30センチ近いギンポの仲間らしい。2羽は魚の頭と尾をくわえて綱引き状態。魚はたまらず、グロッギー気味だ。横取りのヒメウは敗退し、勝者が魚を丸呑(の)みする様子を無念そうに眺めていた。

 魚の狩りでは、ウミアイサも巧みだ。盛んに小型の魚をくわえ、海面に浮かび上がる。頭上でなびく冠羽(かんう)が自慢のカラフルな雄と地味な雌。こちらもカップルが誕生しているようだ。

 クロサギが沖から海面すれすれで飛来、岩礁に降り立った。「目にするだけで幸運です」と米子水鳥公園(鳥取県米子市)の桐原佳介主任指導員。全国各地に生息する留鳥だが、生態はあまり知られておらず、出合う機会はまれという。

 クロサギを除く鳥たちは越冬で日本海に飛来。本格的な春の訪れとともに北に旅立つ。
http://www.sankei.com/west/news/161201/wst1612010002-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/161201/wst1612010002-n2.html

ttp://archive.is/KoYaz
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posted by BNJ at 21:58 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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