2016年03月14日

<写ネーチャー>トラフズク/特殊機能持つ夜の狩人【河北新報オンラインニュース2016年3月14日】

 仙台市若林区荒井の大沼地区は東日本大震災で壊滅的な被害を受けた。周辺は少しずつ、自然を取り戻そうとしている。大津波に洗われた梅も花を咲かせた。
 穏やかな春の日差しを浴びたシラカシで、フクロウ科のトラフズクが静かに身を潜めていた。
 夜のとばりが下りる。月明かりの中、木の上から舞い降りてきた。ネズミをくわえている。次の瞬間、顔を上に向け、ごくりと丸のみした。
 平べったい顔をした「夜のハンター」は、恐るべき特殊機能を持ち合わせている。
 耳のように見える羽(羽角)は飾り羽。目の横にある両耳の穴は左右で位置がずれている。音が届く時間差と強弱を微妙に聞き分け、音源をピンポイントで捉える。細く鋭い爪は獲物をいったんつかんだら離さない。柔らかな羽毛に覆われ、音を立てずに飛ぶこともできる。
 動きを止めたトラフズクがまどろみ始めた。春眠暁を覚えず。生き物たちにとっても、心地よい季節が巡って来た。
(写真部・及川圭一)

[メモ]国内に生息する代表的なミミズクで、耳のような長い羽が特徴。「ホォー」と低く繰り返し鳴く。危険を察知すると、体を細くして周囲の環境に擬態する。夜行性で、農耕地や河原などを低くゆっくり飛びながら、野ネズミや小さな鳥などを捕食する。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160314_13038.html

ttp://archive.is/IMVkb

タグ:トラフズク
posted by BNJ at 22:01 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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