2016年03月31日

鳥獣害対策で捕獲の補助金増額 田辺市【AGARA紀伊民報2016年3月31日】(カラス)

 農作物の被害防止のため、和歌山県田辺市は2016年度からイノシシとシカのわな捕獲、カラスの銃捕獲の補助金を増額する。狩猟者の負担を軽減して、捕獲数増加につなげるのが狙い。新年度予算に補助金4986万円を計上した。

 イノシシとシカのわな捕獲の補助金は、1匹当たり1万円(2千円増)にする。くくりわなは1回の捕獲で破損することが多く、設置し直すのに4千〜5千円が必要なため、補助金を増額して支援する。カラスの銃捕獲は1羽当たり1500円(500円増)にした。

 捕獲は「狩猟」(11〜3月)と、農作物被害防止を目的とした「有害駆除」に分かれる。市の「有害」捕獲数は増え続けている。13年度はイノシシ545匹、シカ995匹だったのが、14年度はイノシシ607匹、シカ1134匹。15年度は2月末現在でイノシシ1061匹、シカは猟期中の有害にも補助金を出したため、2384匹になった。

 サルやアライグマなどを含めた有害捕獲の補助金は、13年度2366万円、14年度2619万円、15年度は2月末で4828万円となっている。

■ジビエ利用も検討 

 一方、捕獲強化の補助金を永続的に出し続けるのは難しいとして、財政支援がなくても狩猟が進む持続可能な仕組みを作ることも模索している。

 そのひとつがジビエ利用。市内では本宮町に加工処理施設があり、14年度はイノシシ、シカ合わせて70匹、15年度も82匹を精肉処理した。しかし、本宮地域以外では、大半が自家消費や埋設処分している。ジビエの販売先も都市部の料理店がほとんどで、地元は5%程度にとどまる。

 市農業振興課は「本宮以外でも加工施設を検討する声はあるが、具体的には進んでいない。全国的には食肉以外の部位をペットフードに加工する動きもある。関係団体と野生鳥獣の有効活用を検討したい」と話している。

【和歌山県田辺市のイノシシとシカの有害捕獲実績】
http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=312258

ttp://archive.is/obuCb

posted by BNJ at 22:05 | Comment(0) | 鳥獣狩猟ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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