2016年04月05日

負傷のシロオオタカを保護 津の獣医師高橋さん【中日新聞2016年4月5日】

保護されたシロオオタカ=津市久居野村町で

 鈴鹿市内の民家で三月下旬、けがをして動けなくなった希少な猛きん類「シロオオタカ」が見つかった。津市久居野村町の獣医師高橋松人(まつと)さん(84)が保護し、自宅で餌をやるなど大切に世話をしている。シロオオタカは順調に回復し、高橋さんは再び大空を舞う日を心待ちにしている。

 シロオオタカは、希少なオオタカの亜種。ロシアのシベリア地方やカムチャツカ半島など、寒い地方に生息する。越冬のため、北海道や青森県などに飛来した例はあるが、国内での確認例はきわめてまれという。

 県みどり共生推進課によると、シロオオタカは三月二十五日、鈴鹿市下大久保町の民家の庭先で見つかった。体長五〇センチほどで、飛ぶことができない状態だった。県職員の依頼で獣医師の高橋さんが引き取り、自分の動物病院でエコー検査で調べたところ、けがは左の羽根の打撲で、全治約二十日と分かった。

 「食欲が旺盛で、餌のウズラ肉をぺろりと食べちゃうんだ」。高橋さんは鳥小屋のシロオオタカを見つめ、ほおを緩める。

 高橋さんは、犬や猫などペットの治療の傍ら、四十年以上、県内の野生鳥獣の保護活動をライフワークにしてきた。津市美杉町や大台町の山などで、巣立ちに失敗したオオタカやハヤブサの幼鳥、けがをした鳥獣を年間五十匹ほど保護。自宅で一定期間育て、野生に返している。

「希少なシロオオタカと知り、驚いた」と話す獣医師の高橋さん=津市久居野村町で

 「希少なシロオオタカだと知って、わくわくした。早く元気になって、大空に帰ってほしい」と高橋さん。シロオオタカは今月中旬にも回復予定。高橋さんは希少種を世話した経験を、山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)に報告するという。

 (池内琢)
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20160405/CK2016040502000020.html

ttp://archive.is/XsBzS

posted by BNJ at 21:03 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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