2016年04月08日

飯縄山でライチョウ足跡 3例目 信大名誉教授確認【信濃毎日新聞2016年4月8日】

吹雪の中、ライチョウの痕跡を探す中村さん=7日午前7時半ごろ、飯縄山山頂付近

 国特別天然記念物ニホンライチョウの本来の繁殖地から離れた長野市の飯縄山(1917メートル)で、ライチョウの存在を示す足跡などが3月末に確認されたことが7日、分かった。信州大名誉教授で中村浩志国際鳥類研究所(長野市)代表理事の中村浩志さん(69)によると、同山で足跡の情報はこれまでにもあるが、専門家の鑑定を踏まえた確認例は1965(昭和40)年4月、2013年1月以来の3例目。中村さんらは7日、現地を踏査し、雌が積雪期に分散する行動の一環で、繁殖地の北アルプス北部か火打山(新潟県)から移動したとの見方を示した。

 環境省自然公園指導員の美谷島孝さん(67)=長野市=が3月30日午前、山頂近くの飯縄神社奥宮近くで足跡とふんを見つけた。「ライチョウかもしれない」と写真を撮り、ふんを回収。鑑定を依頼された中村さんが確認した。

 中村さんによると、雌は、ふ化した翌冬に近親交配を避けるため、分散する傾向がある。飯縄山には、北ア白馬乗鞍岳一帯の繁殖地から戸隠連峰、高妻山を経由するルートか、飯縄山を含む頸城山塊の北側にある火打山の繁殖地から飛ぶなどして移動してきたと考えられるという。13年に飯縄山でライチョウを確認した看護師青嶋直樹さん(50)=長野市=は今回と同じ奥宮近くで「雌と見られる1羽を撮った」とする。

 7日は、中村さん、美谷島さん、東邦大理学部(千葉県船橋市)研究員の小林篤さん(28)が、山頂近くで調査したが、吹雪だったこともあり、痕跡は確認できなかった。小林さんは「餌となる植生や隠れる場所も少なく、繁殖地にはなっていない」と指摘した。中村さんも「時々移動してくるが、生息には適していないと戻っていくのだろう」と推察する。火打山の個体には調査用の足輪を付けてあり、「火打山か北アの個体なのかはっきりさせたい」と今後に期待していた。
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20160408/KT160407FTI090020000.php

ttp://archive.is/JroHt

posted by BNJ at 11:19 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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