2016年04月12日

小笠原のヒヨドリ起源は八重山 DNAの分析で判明【八重山毎日新聞2016年4月12日】(既報4ソース)

オガサワラヒヨドリとハシブトヒヨドリの祖先はそれぞれ八重山諸島と本州、伊豆諸島に由来する(国立研究開発法人森林総合研究所の資料をもとに作成)

八重山に生息するイシガキヒヨドリ=2009年7月、石垣市バンナ公園

八重山のイシガキヒヨドリが起源とされるオガサワラヒヨドリ(国立研究開発法人森林総合研究所提供)
国立研究チーム 約1800`離れた諸島に生息
世界遺産登録に向け関心も
 【那覇】八重山に生息するヒヨドリの亜種、イシガキヒヨドリを起源とする別の亜種が約1800`離れた世界自然遺産の小笠原諸島に生息することが国立研究開発法人森林総合研究所(茨城県つくば市)の研究チームが行ったDNAの分析で分かった。小笠原にはさらに別の亜種が生息するが、これは伊豆諸島の亜種を起源としていた。同チームでは今回の研究成果を「世界自然遺産としての小笠原の固有亜種がどのようにつくられてきたのかを示すもの」と位置付けており、西表島を含む「奄美・琉球」の世界自然遺産登録に向けた取り組みが進むなか、関心を呼びそうだ。

 同チームは7日までに日本動物学会の英文誌「Zoological Science」に分析結果を発表した。

 小笠原諸島は、北部の父島、母島などからなる小笠原群島と、南部に位置する硫黄島、北硫黄島などからなる火山列島で構成される。

 同研究チームは小笠原諸島に生息するオガサワラヒヨドリと、火山列島のハシブトヒヨドリのDNAを国内の別の亜種と比較し、オガサワラヒヨドリはイシガキヒヨドリ、ハシブトヒヨドリは伊豆諸島のヒヨドリをそれぞれ起源に持つことを突き止めた。

 両群島・列島は約160`しか離れていないものの、成立時期は、小笠原諸島が4000万年以上前、火山列島が数十万年前と異なる。二つの亜種がそれぞれ別の起源を持つことから、同研究チームは今まで交流を持たなかったことを示すものとみている。
http://www.y-mainichi.co.jp/news/29642/

小笠原の鳥、移動せず進化 DNAで判明「島単位で保全を」【東京新聞2016年4月8日】
 独自の生態系を持ち「東洋のガラパゴス」と呼ばれる小笠原諸島(東京都)では、飛来したヒヨドリやメジロが島や列島ごとにとどまり、別々に進化してきたことが森林総合研究所(茨城県)のDNA分析で裏付けられた。
 同研究所が七日、調査結果を発表した。
 研究所によると、同諸島北部の小笠原群島に生息するオガサワラヒヨドリは、DNA分析の結果、沖縄県の八重山諸島に起源を持っていたことが判明。一方、南部の火山列島のハシブトヒヨドリは本州や伊豆諸島に由来していた。定着した後も交流せず、ハシブトヒヨドリは他の地域より太いくちばしを持つなど、独立した集団となった。
 火山列島のイオウトウメジロは本州のメジロより体が大きく、約六十キロしか離れていない硫黄島と南硫黄島の間でも交流がないことも分かった。
 研究所の川上和人主任研究員は「メジロやヒヨドリは全国的に分布し高い移動性を持つが、島では移動性が低下してそれぞれ進化した。独自性を守るため、島や列島単位で保全を行う必要がある」と話した。
ハシブトヒヨドリ
イオウトウメジロ=森林総合研究所提供
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201604/CK2016040802000241.html

小笠原の鳥、移動せず進化 ヒヨドリやメジロ【共同通信2016年4月8日】
 オガサワラヒヨドリ(森林総合研究所提供)
 独自の生態系を持ち「東洋のガラパゴス」と呼ばれる小笠原諸島(東京都)では、飛来したヒヨドリやメジロが島や列島ごとにとどまり、別々に進化してきたことが森林総合研究所(茨城県)のDNA分析で裏付けられた。同研究所が7日、調査結果を発表した。

 研究所によると、同諸島北部の小笠原群島に生息するオガサワラヒヨドリは、DNA分析の結果、沖縄県の八重山諸島に起源を持っていたことが判明。一方、南部の火山列島のハシブトヒヨドリは本州や伊豆諸島に由来していた。定着した後も交流せず、ハシブトヒヨドリは他の地域より太いくちばしを持つなど、独立した集団となった。
http://this.kiji.is/90755219602408951

小笠原の鳥、島別に進化 ヒヨドリなど交流なし【日本経済新聞2016年4月8日】
 独自の生態系を持ち「東洋のガラパゴス」と呼ばれる小笠原諸島(東京都)では、飛来したヒヨドリやメジロが島や列島ごとにとどまり、別々に進化してきたことが、森林総合研究所(茨城県)のDNA分析で裏付けられた。同研究所が8日までに調査結果を発表した。

 同研究所によると、同諸島北部の小笠原群島に生息するオガサワラヒヨドリは、DNA分析の結果、沖縄県の八重山諸島に起源を持っていたことが判明した。

 一方、南部の火山列島のハシブトヒヨドリは本州や伊豆諸島に由来していた。定着した後も交流せず、ハシブトヒヨドリは他の地域より太いくちばしを持つなど、独立した集団となった。

 火山列島のイオウトウメジロは本州のメジロより体が大きく、約60キロしか離れていない硫黄島と南硫黄島の間でも交流がないことも分かった。

 同研究所の川上和人主任研究員は「メジロやヒヨドリは全国的に分布し高い移動性を持つが、島では移動性が低下してそれぞれ進化した。独自性を守るため、島や列島単位で保全を行う必要がある」と話している。

 小笠原諸島は希少な固有種が多数生息し、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に登録されている。〔共同〕
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG07HA7_Y6A400C1000000/

ヒヨドリ 小笠原の2種、祖先は別 森林総合研【毎日新聞2016年4月8日】
 世界自然遺産・小笠原諸島にすむ固有種のヒヨドリ2種は、まったく違う地域が起源だったと、森林総合研究所(茨城県つくば市)などの研究チームが7日発表した。それぞれの祖先が異なる時期に来て、独自に進化したと考えられるという。

 小笠原諸島では、北部の小笠原群島(父島など)にオガサワラヒヨドリ、南部の火山列島(硫黄島など)にハシブトヒヨドリが生息している。両地域は最も近いところで約160キロしか離れておらず、ヒヨドリが飛行できる距離だが、分布域がはっきり分かれる。

 チームは2007〜10年、2種のヒヨドリを捕獲して血液を採取。小笠原諸島以外のヒヨドリとDNAを比較した。その結果、オガサワラヒヨドリは沖縄・八重山諸島、ハシブトヒヨドリは本州や伊豆諸島が起源だと分かったという。

 北部の小笠原群島は約4800万〜4400万年前、南部の火山列島は数十万年前に形成された。チームによると、火山列島ができる前にオガサワラヒヨドリの祖先がやってきて、北部にすみ着いた。その後本州などからハシブトヒヨドリの祖先が来たが、オガサワラヒヨドリとえさなどが共通するため北部に定着することができず、さらに先の南部に進出したとみられる。

 チームの川上和人・同研究所主任研究員は「起源の異なるヒヨドリのうち、あまり移動しない集団が生き残って、北部、南部で独自の進化をしたと考えられる。南北それぞれの生物の起源などを比較することで、小笠原の生物進化の歴史がより分かるようになるのではないか」と話す。【大場あい】
http://mainichi.jp/articles/20160408/k00/00m/040/065000c

ttp://archive.is/LbEqQ
ttp://archive.is/3iPuX
ttp://archive.is/N57cx
ttp://archive.is/1XrpU
ttp://archive.is/32Lri

posted by BNJ at 21:31 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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