2016年04月15日

特集 環境保全さえずる 岡山・北区「アスエコ」、絵画・彫刻で“野鳥観察”【毎日新聞2016年4月15日】

 鳥の木彫りや絵画を通じて野鳥の保護や生息する環境の保全について考えてもらおうと、環境学習センター「アスエコ」(北区下石井2)で、企画展「耳をすませば鳥のささやき バードカービング&野鳥の絵画展」が開かれている。愛好家が手掛けた木彫りや絵は、今にも動き出しそうなほどリアルで、訪れた人を驚かせている。【瀬谷健介】

羽ばたきそうにリアル

 公益財団法人の県環境保全事業団が運営するアスエコは、県民に環境保全の大切さに気づいてもらおうと、さまざまなテーマの企画展を定期的に開催する。今回は、普段目にする機会が少ない野鳥を、細部まで表現した作品で身近な存在として感じてもらう狙いだ。

 会場には、「岡山バードカービングクラブ」の会員12人が制作した木彫りの鳥40点と「岡山動物画の会」の会員4人が描いた絵画15点を展示。「水辺の鳥」「里の鳥」「山の鳥」の三つのエリアに分け、それぞれの鳥が生息する環境などについても説明している。

 バードカービングは、真上や横から鳥をとらえた原画を元に、糸ノコギリなどで丁寧に木を掘り出していく。羽を広げて木の枝にとまった姿や餌を食べる様子などが本物同様に作り上げられている。制作にあたった岡山バードカービングクラブ会長の渡辺忠明さん(81)=倉敷市=は「なかなか見ることがない鳥が飛んでいる様子など、それぞれの特徴を理解してもらいたい。自然環境が壊れれば、木彫りの制作も難しくなる」と訴える。

 渡辺さんが木彫りの参考にしようと加わっているのが岡山動物画の会。野生動物画家の越山洋三さん(49)=赤磐市=が講師を務め、会員が色鉛筆で野生動物の精密画を描く。その技法は、越山さん独自のもの。影を描くことで立体的に見せ、背景を水彩、鳥を色鉛筆で描くことで、主役である鳥を引き立たせる。渡辺さんは絵を描いてから木彫りをするといい、鳥の特徴を捉えたり、木彫りの色づけに役立つという。

 会場に飾られた絵は、猛きん類のハイタカが狩りをする様子や、木の上でさえずるオオルリなどを色彩豊かに再現した。越山さんは「写真では撮れない一瞬を伝えられるのが、絵の魅力。鳥を好きになれば、自然を守ろうと考える入り口にもなる」とまずは作品を見ることを勧める。

クイズ・工作で楽しく

 会場には、11種類の鳥の絵から名前を当てるクイズや、牛乳パックによる工作も用意されている。アスエコの中津尊主査は「小さな子どもから年配の人まで誰が来ても楽しんでもらえる。実際に野鳥を観察に行くきっかけになれば」と話している。

 企画展は28日まで。入場無料。開館時間は午前10時〜午後1時と同2〜6時(最終日は午後3時まで)。日曜祝日は休館。16日午後2時半〜3時半、越山さんが野鳥の魅力を語るイベントもある。定員は20人で小学生以上が対象。参加申し込みや問い合わせはアスエコ(086・224・7272)
http://mainichi.jp/articles/20160415/ddn/010/040/023000c

ttp://archive.is/pO832

posted by BNJ at 21:46 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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