2016年04月18日

ネコのような独特な鳴き声の鳥 「キンカチョウ」 - ペット図鑑 -【朝日新聞デジタル&M2016年4月18日】

いじめることがあるので番(つがい)で飼うのが無難

 鮮やかな赤い嘴(くちばし)が印象的です。漢字で書くと「錦花鳥」、とても優雅な名前ですね。

 本来の分布地はインドネシア〜オーストラリアですが、北米やプエルトリコ、ヨーロッパではポルトガルで移入が確認されています。体長は約10センチと小柄な鳥で、野生下では群れで暮らしています。オスにはのど元から胸にかけて細かい横じまの模様があり、ほおがオレンジ色をしています。わが国へは明治時代にもたらされており、比較的歴史の長い飼い鳥と言えるでしょう。本来の羽色のもの(並キンカチョウもしくはノーマルと呼ばれます)以外に、白(全身が白いもの)、ブラックチーク(ほおが黒いもの)、古代(羽色が薄いグレーのもの、グレーイザベルとも呼ばれます)、フォーン(羽色が明るい薄茶色のもの)、梵天(ぼんてん:頭部に冠羽を持つもの)など50種以上の品種が作られています。

 先に述べたように小型な鳥なのですが、よく動き回るのでなるべく余裕のあるサイズの鳥かごを用意しましょう。通常販売されているのは成鳥で、やや臆病(おくびょう)な部分があります。このことからも大きめのカゴを使用したいですね。また、寒さに弱いので気温が低い時期の温度管理が大切です。これも先述しましたが、本来群れで暮らしているので多頭飼育も可能なのですが、時折気の強い個体がいて他の個体をいじめることがあるので番(つがい)ぐらいで飼うのが無難なのかもしれませんね。

 しかし、本種は繁殖に関しては上手ではありません。産卵しても抱かないことが多いのでジュウシマツを仮親として使う場合が多いのです。ただ近年ヨーロッパ由来の系統が増えてきたことによってちゃんと産卵からスムーズに抱卵(ほうらん)する個体も増えてきているので、興味があるようでしたらショップに相談してみてください。

 これ以外の飼育に関しては一般的なフィンチに準じます。基本的な飼料は皮付きエサ、ビタミン等の補給に新鮮な青菜(小松菜、チンゲン菜など)とやはり新鮮な飲み水を。手乗り用として雛(ひな)も時折流通しますが、そもそもが小型で嘴も細いので一般に市販されている給餌(きゅうじ)用の器具が使いづらいこと、当然ですが親鳥以上に温度管理に気を使う必要があることに留意してください。また、文鳥やセキセイインコなどよりは1歩も2歩も引いたなれ方になります。くれぐれも無理を鳥に押し付けないでください。

 飼育下で10年前後、長いもので15年程度と鳥類としてはやや寿命が短いのですが体が小さいですから仕方がないことなのでしょうね。

 見た目も大変かわいらしいキンカチョウですが、鳴き声も独特で「ミーミー」といった感じで「ネコのような」と表現されることもあります。多少の距離をおいて付き合うパートナーとしては非常に優れたお相手になると思います。
http://www.asahi.com/and_M/living/SDI2016041538461.html

ttp://archive.is/XM0jB

posted by BNJ at 12:27 | Comment(0) | 愛玩鳥/飼い鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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