2016年04月18日

カワウ、田辺の天王池で4年ぶり営巣 神島への飛来も警戒【AGARA紀伊民報2016年4月18日】

 和歌山県紀南地方でカワウ(ウ科)の繁殖シーズンとなり、田辺市下万呂の天王池で4年ぶりに営巣が確認された。同市目良の元島で繁殖していた群れが、3月下旬に移動したようだ。18日現在、天王池では約50組が営巣している。他に分散した群れがあり、田辺市教育委員会は、過去にねぐらとして使われた国の天然記念物「神島」への飛来に警戒を強めている。

 府県をまたがり広域的に移動して被害を与えているカワウの対策を考えるため、5年前から関西広域連合が動向調査をしている。田辺市やその周辺を担当する日本野鳥の会県支部副支部長の津村真由美さんによると、3月4日に元島では263羽を確認した。ただ、昨年同時期(3月7日、480羽)と比べると激減しており、巣も37しか確認できなかった。さらに91羽が繁殖羽を生やしているのに巣を作っていなかった。この時から例年と状況が違っていたという。その後、分散したとみられている。

 紀南地方のカワウは、続けて繁殖すると自分たちのふんで木が枯れるなどして環境が悪化するため、4〜6年で繁殖場所を移動する。元島の前は天王池で6年ほど営巣していた。元島は4年目だった。

 このほか、2月20日に最大瞬間風速20メートル以上の東寄りの突風が吹き、繁殖場所の東側斜面を直撃したのも一因ではないかと考えられている。さらにカラスの群れが2年連続で越冬したことなども影響したのではないかという。

 津村さんは「残りがどこに行ったのか、今のところ分からず探している。今後、神島やすさみ町の稲積島など過去に飛来の実績がある所に入る可能性がある」と指摘する。

 田辺市教委は「今のところ神島にカワウの飛来はないが、警戒を強めている。状況に応じて鳥よけのテグス張りもしたい」と話している。


【天王池で巣作りするカワウの群れ(和歌山県田辺市下万呂で)】
http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=313138

ttp://archive.is/dNeYc

タグ:カワウ 鳥害
posted by BNJ at 21:40 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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