2016年04月22日

トキ2世 巣立ち5月末ごろか 野生下生まれ 大きな一歩【新潟日報モア2016年4月22日】

ひなを誕生させた野生生まれ同士のトキのペア=21日、佐渡市(環境省提供)
ひなを誕生させた野生生まれ同士のトキのペア=21日、佐渡市(環境省提供)
トキ2世 巣立ち5月末ごろか
野生下生まれ 大きな一歩

 環境省は22日、佐渡市で、いずれも野生下で生まれた国の特別天然記念物トキのペアにひなが誕生したのを、21日に確認したと発表した。国内で「純野生」のひなが確認されたのは絶滅前の1976年5月以来、約40年ぶり。2008年に放鳥が始まって以来初めて。順調にいけば、巣立ちは5月末ごろになりそうだ。

 「野生下生まれ2世」をふ化させたのは2013年生まれの3歳ペア。この2羽は昨季も2回営巣し抱卵したが、いずれも途中で抱卵をやめたためひなは生まれなかった。今季は3月18日に営巣、20日に抱卵が確認された。環境省によると4月21日午後、親鳥が給餌する様子やひな1羽のくちばしが確認されたという。

 佐渡トキ保護センターの金子良則獣医師は「やきもきして待っていたからうれしい。もう1組くらいは最低でもふ化が見込めるのではないか」と話す。

 ほかにも野生下生まれ同士の抱卵は、個体識別用の足輪のない雄と2歳雌が2組、2歳雄と3歳雌、足輪なしの雄雌の計4組が確認されている。今後も「野生下2世」の誕生が期待できそうだ。

 また、今季は野生下生まれのペアを含め、22日現在、3組からひなの誕生、33組の抱卵が確認されている。環境省の広野行男首席自然保護官は「人の手を離れたトキが次の世代を生むことは、トキが自然界で存続するための大きな一歩になる」と意義を話す。

 国内では03年に野生最後の「キン」が死んで日本産が絶滅。その後、中国から譲り受けるなどした個体を繁殖させて放鳥する取り組みが08年に始まった。12年に初めて放鳥トキのペアからひなの誕生を確認。14年には野生下生まれのトキが繁殖に加わり、放鳥トキとの間に「放鳥トキ3世」をふ化させた。現在、野生下のトキは約150羽まで増えている。
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20160422250056.html

ttp://archive.is/LNIxw

タグ:トキ 佐渡島
posted by BNJ at 21:33 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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