2016年04月23日

石川)地域と種の保存のために常に進化 いしかわ動物園【朝日新聞デジタル2016年4月23日】(ライチョウ)

【動画】過去に取り上げた動物たちの映像をもう一度=比名祥子撮影
■おいでよ!いしかわ動物園

 昨年11月から始まったこのコーナー。これまで、園内の10種の動物と、11人の職員のみなさんを紹介してきましたが、私の転勤に伴い、今回で最終回となりました。取材を通して学んだ「いしかわ動物園」とは。

 「地域にゆかりの、種の保存にがんばる動物園」。美馬秀夫園長(65)がいつも唱える園の目標だ。多くの動物園がある首都圏とは違い、県内に公設の動物園はただ一つ。休日には石川ナンバーの車で埋め尽くされる駐車場を見て、地元からの多くの期待が課されていることを知った。

 例えば、地元住民らから持ち込まれるという野鳥など、病気やけがをした動物の保護。その数毎年約400件。「カメたちの広場」にいる「ワニガメ」は2007年、違法飼育された上に捨てられ県警が保護した個体。今は、「カメ博士」こと飼育員の野田英樹さん(37)らに、大切に育てられている。

 この連載の初回に登場した真っ白ふわふわ「スバールバルライチョウ」は、古くは白山にも多数生息していた国の特別天然記念物「ニホンライチョウ」を近い将来受け入れ、繁殖させる練習のために飼育している。今は繁殖抑制をするほど順調に数が増え、すでに全国3カ所の園に数ペアが「お引っ越し」。「鳥博士」こと竹田伸一さん(59)は「いつでも受け入れられるよう態勢はばっちり」と頼もしい。

 能美市の広大な敷地にある園では、施設の拡充予定も目白押しだ。これまで非公開だったトキの公開展示施設が、完成を目指し建設中だ。また、キリン舎を拡大し多頭展示する計画もスタートする。

 個性豊かで動物愛にあふれるたくさんの職員が、多様な動物への理解を深めるため、日々飼育と繁殖に取り組む、真面目で実直な園。そんな園で、たくさんの思い出ができた。これからも、進化し続けるいしかわ動物園に期待しています。(比名祥子)
http://www.asahi.com/articles/ASJ4P52FRJ4PPJLB00H.html

ttp://archive.is/Qrbyh

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